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Photo essay  花撮り物語<花切手保存版

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2014//01/31(
)晴れ。智光山植物園。十一時から一時。

園内を一回り。

ひょうたん池のカワセミ君がいなくなったらしい。立ち止まり、樹木の隙間から見ると、カメラの砲列が消え失せて、静かな雰囲気になっている。

芝生広場の前、蝋梅とマンサクが、いまだに満開、必ず立ち止まって眺めてはいるが、どちらも、今年、一枚モノにしているので、いまひとつ、気合が入らない。

あとは、ミツマタの小さなお花、つぼみの状態が長く、なかなか開かない。斜面のフクジュソウも、今年は開花が遅れている。

足かけ三年ほど通っている植物園だが、植物の生育状態や、お花の様子が、毎年、大きく変わる。

今年、とくに残念だったのは、ピンクの鈴なり、馬酔木。小さなお花達は、開花もせずに、茶色に変色、立ち枯れてしまったように見える。

赤い木瓜の花を、ちらっとみて、最後に、温室に入った。

平日で、来室者も少ない雰囲気。三脚を立て、オレンジジウムや洋ランパンダにカメラを向けた。距離がありすぎて、明かりを制御できない。何枚か撮ったが、まったくだめだ。

と、床に置かれた鉢植のジンビジウム、一輪だけ、きれいに咲いている。すぐに、マクロレンズに変えた。

至近距離、折り紙で背景を作り、絞りに絞って、花芯の、面白い部分、おじぎしているような表情を撮った。

手慣れた感じの撮影、モニターすると、うんうん、撮れている。腕時計を見ると、一時を過ぎていた。長居せず、気分良く引き上げよう。






2014/01/26(
)晴れ。強風。自宅撮影。

行きつけの園芸店で買ってきた、アルストロメリア。昨日、いちおう、花切手にまで仕上げたのだが、どうにも気に入らない。再度の撮り直し。

失敗の原因は、やはり、明かりの読み違い。曇り日、室内へ入る明りだけでは、どうにも、露出が足らない。

モニターした時点では、なんとかいけると思ったが、やはりダメだった。画面が平板で、鮮明度にかける。

今日は、晴れ。窓際からの明りを利用して、背景を明るくした。お花にも、多少、光を当て、周辺の白飛びには、目をつぶった。

お花に露出を合わせると、背景が、暗くなる。逆に、背景を明るくすれば、お花が暗くなる。カメラアイの宿命だ。

自分が選択したのは、背景の明るい花写真。そのことで難儀しているわけだが、その壁を、なんとか突破したいものだ。






2014/01/22(
)晴れ。智光山植物園。十一時から十二時半。

ここのところ、四、五回、植物園での花撮りは、すべてボーズ。

大花壇には、ストック、ビオラ、その横には、ヒイラギナンテン。この寒さの中、元気に頑張っているのだが、どうにも写真にできない。

毎回、園内を一回りして、最後は、温室に入る。馴染みのブーゲンビリアに蘭の仲間たちを、ただ眺めているだけだ。

なかでも、何回も撮り損ねている、白い胡蝶蘭。花芯がきれいな美人に、未練たらしく、今日も流し目を送る。

写真にするには、花芯のアップだけではだめ。白い花びらの質感を写し取る必要がある。度重なる失敗から得た教訓だ。

しかしながら、白い花弁、露出がとても厄介。日差しは厳禁(白飛びしてしまう)、かといって、抑えすぎもだめ(平板になる)。微妙な明かりの演出が必要で、野外では、制御しきれない。

能書きばかり言っていても始まらないので、三脚を立て、背景に折り紙などを当てながら、撮り進める。

温室の窓際、照ったり翳ったりで、明かりの状態が、頻繁に変わる。手は二本、折り紙とリモコンを持っている。これ以上は無理だ。自然条件を、そのまま受け入れるしかなかった。

帰宅後の画像選択、あっと声を上げた。白い花びらに、黒い点々。ごみやほこりがたくさんついている。

う〜ん、最後の手段。画像修正ソフトの、スポット修正ブラシを使い、とくに目立つ黒い点、数十か所を化粧直しした。

気難しい美人、これで、多少たりとも、面目が保てた。






2014/01/08(
)晴れのち曇り。智光山植物園、十一時から十三時。

芝生広場の前、マンサクの花が咲きだした。<まんず、咲く>と言い、春の訪れを告げる花だ。

お花をじっくり観察。なかなか良いものが見つからない。二本目に移動。それでもダメ。

三本目に目を移したところ、黄色の花弁が、ツンと立っていて、シベの中までで見える。やっとモデルを発掘。

三脚、レリース、ミラーアップ。絞りに絞って、f値は、16。背景には色画用紙を使った。

静かな園内、人影もまばら。今年は、この植物園に通って、じっくり撮る。そう思うと、なおさら、気持ちが落ち着いた。






2014/01/04(
)曇り。智光山植物園、十一時から十二時。

先日、下見をしておいた、温室のデンファレ・キャサリンBB、ちょうど、三脚を立てられる場所にあり、人が通る間隔もある。

上着を一枚脱いで、撮影開始。背景には、色画用紙などを使う。絞れるだけ絞って、上下二つお花、花芯がちゃんと見えるようにした。

じつはこのお花、名前が判然としなかった。間違った名前を花切手に印字すると面倒なので、最近投稿し始めた<みんなの花図鑑>で、聞いてみた。

互いにお花の名前を聞きあうような仕組みがあって、親切な方が、丁寧に教えてくれた。デンドロビウム・ファレノプシス、またの名を、デンファレ・キャサリンBBというそうだ。

どちらもややこしいが、キャサリンBBという音が、すっと入ってきたので、こちらにした。

撮った花の名前を調べるのに、苦労していた。良いサイトが見つかったので、ほっとしている。それに、花好きな人が、毎日、たくさん投稿している。初めて見るお花がたくさんあり、なかなか興味深い。





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