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 Photo essay <入間川写真紀行>

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2006.1.1(日)曇り。入間川歩行はお休み。

元旦。あいにくの曇り空。写真紀行(土曜日分)を書く。

年がかわった。といっても、なんの感慨もわかない。入間川歩行を続行するだけだ。





2006.1.3(火)晴れのち曇り。入間川歩行、番外小畔川。九時から十二時。

寄り道。鯨井地区。清掃センター予定地。





移動。小畔川左岸、川越墓園の横を抜ける。三度、三本の雑木を撮る。とたんに、陽がかげりだす。雲行きが怪しい。風も出てきた。それでも、粘る。

十一時、移動。広い農道を走る。右手は、越辺川の土手。畦道に入り込み、工事中の橋脚を撮る。陽射しが弱い。振り返ると、太陽が雲に覆われている。嵐がくる。写真は、またの機会にしよう。

引き上げ。右岸、越辺川流域の小沼、赤尾地区の下見。農地が果てしもない。清掃センターの煙突、水門、カントリーエレベーター(巨大な穀物貯蔵施設)、絵になりそうな建造物が、いくつもある。





2006.1.5(木)曇りのち晴れ。寒い。入間川歩行はお休み。

風邪ぎみ。喉が痛い。体もなんとなくだるい。ちょうどいい、HPの手直しをしよう。「画像集 入間川写真紀行2005」を「画像集 知らぬ世2005」に変更した。

2002年は20枚、2003年は60枚、2004年は90枚、そして、2005年は120枚。「知らぬ世」の写真は、年ごとに増えている。内容もよくなっていると思う。すこしだけ、うれしい。

寒い日が続いている。去年の12月の平均気温は、戦後最低だそうな。それでも、風さえなければ、写真くらいは撮れるだろう。なにせ、防寒着を二枚重ねている。こわがることはない。





2006.1.7(土)晴れ。入間川歩行、番外越辺川、赤尾地区。

農閑期の農地。白い、コンクリの橋脚が、農地を横断する形で並んでいる。そばに、赤白の鉄塔が一本、突っ立っている。非常に目に付く。農道を縦横に走り回り、ポイントを探す。ここしかない、という場所でシャッターを切る。撮れたと思ったのだが、何か物足りない。写真として、弱い。白い橋脚に鉄塔、二兎追うものは一兎も得ず。

移動。土手に上がる。川原へと通じる道がある。ななめにおりる。木橋がある。対岸は工場団地。向き直り、川シモを眺める。でかい建設機材が、枯れ草の上に見える。なるほど、橋をかけるわけか。

木橋の名前は、八幡橋。大水のときには、流されてしまうかもしれない、冠水橋だ。

移動。橋を渡らず、もときた道を戻る。砂利の土手道を、今度は、川カミへ向かってゆっくり流す。と、右手の川原が、なにやら騒がしい。青い川に、白い鳥がたくさん浮かんでいる。岸辺で、人間達がそれを見物している。中には、カメラを向けている奴もいる。目を凝らす。こんなところに、白鳥だ。





2006.1.8(日)晴れのち曇り。入間川歩行、番外越辺川、赤尾地区。九時半から十二時。

寄り道。小畔川流域、下小坂の白髭神社。鳥居のすぐ後ろに、二本の巨木がある。気にはなっていたが、撮る気にはなれなかった。ロケーションが悪すぎる。でも、今日は気まぐれ。近くで眺めてみよう。

由緒書きの看板があった。推定樹齢五百年を越す、大ケヤキだそうな。五百年、そういわれても、ぴんとこない。





夜、寝る前に、ふと、大ケヤキのことを思い出した。樹齢五百年、か。2006年ひく500年は、1506年。いつの時代になるのか。たしか、桶狭間の戦いが1560年だった。ということは、いわば、戦国時代。織田信長より古い。一瞬、頭がくらくらっとした。そんな昔から生きているのか。

移動。広い農道を突っ走る。工事中の橋脚を横目でチラッと見た。何回も撮り損ねている。でも、もうお手上げだ。先へ進もう。

畔道に入り込む。土手向こうに、清掃工場の煙突が見える。車を止め、撮り出す。とたんに、陽が翳りだした。冷たい風が、口から体の中へ入ってくる。身体によくない。風邪を引いているんだ。そう思ったら、急に、やる気がなくなった。引き上げ、引き上げ。






2006.1.9(月)晴れ。風もなく、比較的あたたかい。入間川歩行、番外越辺川、赤尾地区。九時半から十二時半。

一気に、越辺川右岸、赤尾地区まで走る。はじめに、気になっていた、土手下の石仏を撮る。撮れた気はしなかったが、粘り切れない。すぐ、土手に上がり、川カミへ向かって、歩きだす。歩くのは、久しぶりだ。

大きな水門をはさんで、土手が二手に分かれる。右手は越辺川の土手。遠くに、白鳥たちが見える。立ち止まり、遠めに眺める。何枚か撮っていると、毛糸の帽子をかぶった、髭の濃いオヤジに話しかけられた。

白鳥たちは、二、三年前から、来ている。はじめは数羽だったものが、餌付けが功を奏し、今年は120羽も飛来した。近くの事業所が米を供出し、近所の人が、毎日餌やりをしている。自分の会社では、60キロの米を出した。

尋ねもしないことまで、よくしゃべる男だ。相手をしていたらきりがない。失礼だが、カメラを構えるフリをした。すると、丁寧な挨拶をして、行ってしまった。最近は、立ち話すら、うっとうしい。

向き直った。左手の、飯盛川の土手を行く。正面に、おっぱい山が、かなり大きく見える。水際にも、変な色の水深計がある。少し寒いが、ぶらぶら行こう。






2006.1.14(土)曇り。午後からは雨のようだ。入間川歩行はお休み。

体調を崩している。四日前の火曜日、とうとう、病院へ行った。前の晩、20分ほど咳が止まらず、苦しい思いをしたからだ。熱もなく、たいしたことはない、と診断されたが、念のため、処方された抗生剤を飲んだ。薬が効いたのか、すぐに、咳は止まった。しかし、妙にだるいし、熱っぽい。身体を動かすのが大儀で、以後、水曜、木曜と、ほとんど寝ていた。

昨日の金曜日、空咳はでるが、寝込むほどではない。定時に起きて、一日中、想念草子や、写真紀行を書いていた。とはいえ、食欲はなく、息苦しさも、相変わらず。まだまだ本調子ではない。

今朝になっても、症状は、さほど変わらない。入間川へ出る元気はない。もっとも、天気も悪い。久しぶりに、ポツポツきている。静養せよ。天の配慮だ。ゆっくり過ごすのもいいだろう。ところが、そうもいかない。お袋の入院で、なにかといらぬ神経を使っている。生活のペースが乱れ、気持ちが落ち着かない。

多少のことで、すぐに我を失ってしまう。悪い癖だ。雑事に、時間を割かれるのは、致し方ない。しかし、心まで取られるのは、ごめんこうむりたい。一刻も早く、平静な気分を取り戻し、入間川歩行を再開しよう。





2006.1.15(日)晴れ。この時期としては、あたたかい。入間川歩行はお休み。

お袋が退院。朝からバタバタしている。気持ちが落ち着かない。それに、風邪が治りきっていない。いい天気だが、入間川に出る気にはなれない。

HPの手直しなどをして、所在無い時間をやり過ごしている。





2006.1.17(火)晴れ。さほど寒くない。入間川歩行はお休み。

髪の毛が伸びている。気になってしょうがない。歩行を自重して、床屋へ行く。そのあとは、買い物。カインズホームで、プリンターのインク、イエロー[6]を買う。つぎは、ワカバウォーク。靴屋をのぞき、「VANファミリー」に入る。濃紺のクルーネックセーターを買うつもりだったが、品物がない。したかないので、ズボンやシャツの値段を見て回る。

黒コーデュロイズボンは、セール割引30パーセントで四千円。白ボタンダウンシャツは、正規値で四千円。たいして高くない。試しに買ってみよう、と思ったが、さしあたっては、必要ない。やめにする。帰り道、久しぶりに、鶴ヶ島の古着屋に寄った。黒ダウンベストを二着、マフラーを一枚、衝動買い。といっても、全部で三千円。安い買い物だ。

先日も、近くのジーパン屋、ゴールウェイで、エドウィン503K黒を、衝動買いした。こちらは八千三百円、ちょっと痛かった。昨年末に、リーバイス533黒を買っているのだから、必要のないものだ。それなのに、ぱっと買ってしまった。

以前は、ストレスが溜まると、後先考えずに、パチンコ屋へ直行したものだ。だが今は、買い物で、ストレスを発散している。ま、パチンコよりは、衣服に金をかけるほうが、はるかに健全だ。

風邪は、ほぼ、治っている。だが、気分が、かなり低調。寒風の中、いまだ、入間川へ出る気にはなれない。





2006.1.19(木)晴れ。風が冷たい。入間川歩行、番外、越辺川赤尾地区。九時から十一時。

風邪は、ほぼ治った。入間川歩行を再開しよう。

白鳥の見える土手まで、一気に走った。平日、見物人はほとんどいない。外にでた。強風、しかも、あきれるほど冷たい。それでも、青い川に浮かぶ白鳥の群れを、じっと見た。なんとか、風景の中に取り込みたい。再三再四、撮り損ねている。目で、いま一度、絵になる構図を探した。寒い。駄目だ、これ以上は無理。あきらめて、車の中に入った。白鳥は、三月まで居る。機会はまだある。

右岸の土手道を、川カミへ向かった。少し広めの砂利道だ。眼下に、坂戸市東清掃センター。白い建物と煙突が際立っている。





土手を、さらに行く。橋だ。突っ切って行くこともできるが、ななめに下りて、橋の下に回り込んだ。外にでる。川カミに、緑と黄色の給水橋が見える。きれいなアーチだ。強風の中、ぶらぶら、水際までおりていった。流れは、青い。水量も豊富。何枚か撮ったが、かなり遠め。それに、横着して、モニタリングをしなかった。これだけ着込んでいるのに、震えるほど寒い。またの機会、ということにしよう。

もどり道。まだ時間が早い。飯盛川の水門に寄ってみよう。






2006.1.22(日)晴れ。風が強い。寒い。入間川歩行、番外、越辺川。九時から十二時。

強風。しかも、凍りつくようだ。赤尾地区から、右岸の土手に上がる。川カミヘ向かって、車を流す。越辺川の探検だ。

砂利の、比較的広い土手道。かなり走る。彼方に、高坂の東上線陸橋が見える。眼下には、工事中の木橋。車を止める。さらに、行きたいところだが、道の真ん中に、車止めのポール。自転車道になっている。

いま来た道を、引き返す。都幾川との合流付近に、木橋が、二本かかっている。車一台が、やっと通れるほどだ。慎重に渡る。左岸の土手道、正確に言えば、ここはまだ、都幾川の土手だ。川カミへ向かって走る。すぐに、越辺川との合流点。土手をななめに下りる。堰があり、水門がある。外にでて、一息入れる。眺めは、今ひとつ、ぱっとしない。

さらに、土手を行く。黄色緑の給水橋の下をくぐる。後ろを振り返りながら、何枚も撮る。いったんは、土手をくだり、天神橋の横っ腹を抜ける。そしてまた、土手に上がる。低速とはいえ、ほとんど、運転しっぱなし。だいぶ疲れている。でもまぁ、最後に、白鳥でも見ていくか。





2006.1.24(火)晴れ。午前中は無風。昼前から北西の冷たい風。入間川歩行、番外、越辺川。九時から十二時。

小沼地区の木橋へ行く。名前は八幡橋。冠水橋だ。

少し川シモで、橋梁工事をやっている。新しい橋ができれば、撤去される運命にある。そう思うと、是が非でも撮っておきたい気になる。付近を、くまなく歩く。





帰り道。農閑期の赤尾地区を抜ける。真っ青な空に、雲が流れる。いささかしつこいが、また、白い清掃工場を撮る。前々から狙っていた構図だ。






2006.1.26(木)晴れ。入間川四番、落合橋。九時から十一時。

右岸の土手道を、車で流す。あとは、山田、府川地区のポプラ、用水などを見て回る。久しぶりに、入間川に戻ってきた。気持ちが落ち着く。





2006.1.28(土)晴れ。入間川歩行はお休み。

天気がいいのに、午前中から衣服の買い物。どうかしている。歩行、写真、文章。やるべきことに、身が入らない。





2006.1.29(日)晴れ。風もなく、あたたかい。三月下旬の陽気だそうな。入間川四番、落合橋。九時から十二時半。

左岸の土手道を川シモへ向かって、車で流す。戻りは、土手下の道を、川カミへ向かって走る。正確に言えば、小畔川の川原だ。行ったり来たりしているわけだ。

小畔川と越辺川の合流点。堰になっている。格好の釣り場だ。いつ来ても車がとまっている。





いったん、落合橋に上がる。右折し、回り込むような形で、今度は、越辺川の、左岸の土手に入り込む。しかし、土手は、すぐにちょん切れる。坂を下り、川原へ入る。真っ青な川面に、対岸の雑木が映っていた。






2006.1.31(火)曇りのち雨。入間川歩行はお休み。

午前中は、写真紀行の制作。午後は眼科診察。

久しぶりに、たまりに溜まった写真紀行の原稿を書いた。とはいえ、何日も前のことだ。よく思い出せない。いきおい、写真だけを並べた、雑なものになった。

なぜ、主力の写真紀行が、書けないのか。衣服への執着心が高じ、ネット検索や買い物に時間を割かれているからだ。興味の中心が衣服。考えられないところに、落とし穴があった。





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