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Photo essay  花撮り物語<花切手保存版

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2013/12/29(
)晴れ。小春日和。智光山植物園、十時半から十二時半。

お目当ては、温室の、テルミナリス。先日見た時、お花がすこし咲き始めていた。

高いところにあるので、三脚が必要。とはいえ、通路が狭く、人が通れなくなってしまう。

園内を一回りして、比較的、人の出入りの少ない、お昼前後の時間をねらって、撮影開始。暑いので、上着を二枚脱いだ。

105ミリのマクロをつかったが、寄りが甘い。それよりも、小さなお花がかたまっていて、ピント選択が、難しい。

背景も作れず、色合いもパッとしない。撮れたという感触のないまま帰宅。

案の定、ピントがよくない。まともに撮れている写真は、一枚だけ。しかし、背景の色合いが、気に入らない。

それでも、温室の中、柔らかい光を受け、ぱっと、元気に咲きそろった小さなお花たち。まさに、命そのものだ。心が動いたので、アップすることにした。






2013/12/25(
)晴れ。風もなく、比較的暖かい。智光山植物園、十時半から十二時半。

管理棟の前、ストックなどの寄せ植えプランターを見ていると、部屋の中の植木鉢が目に留まった。

ずいぶん前から、窓際の、日当たりの良いところにずらっと並んでいるのは、フクシア。貴婦人の耳飾りとも呼ばれているお花で、形が美しい。

昨年も、何度か挑戦したが、モノにすることはできなかった。そんなことを思い出しながら、近づいて窓越しに見ていると、完璧なお花に出会った。

メシベにオシベ、赤いガク?に白い花びら、みな新鮮。均整のとれた、とびきりの美人だ。

カメラをミニ三脚にセットして、変陪ファインダーをのぞいた。オートフォーカスが、迷っていて、合焦しない。しかたないので、マニュアルでピント合わせ。

背景がよくないので、折り紙を後ろにかざす。と、光が透けて、面白い感じになった。

長い間、見ているだけの女性と、やっとお話しができたようだ。久しぶりのウキウキ感、人知れず、頬がゆるんだ。






2013/12/23(
)晴れ。風が強い。智光山植物園、十時半から十三時。

昨日撮り損ねた、温室のシンビジウム=緑の微風。今日は、三脚にレリース、携帯のLEDライトも使って、万全を期す。

とはいえ、主役のお花が、なかなか見つからない。汗ばんできて、撮影時間も限界。最後に、枝垂れた二輪を選択して、色画用紙などを背景にして撮った。

背中の汗を拭くために、管理棟の展示室へ行く。休憩用のテーブルに座って、ゆっくりモニター。と、職員の方が、わざわざ壁際まで来て、なにか見ている。

あれっと思い、見に行くと、オレンジジウムの鉢植えがあった。去年も撮ったお花で、バニラの香りがする。

正式名は、オレンジウム・トゥインクルチャンジーデライト。しまいかけたカメラを取りだし、真正面に三脚を立てた。






2013/12/22(
)晴れ。北風、寒い。智光山植物園、十一時から十二時半。

先週あたりから、芝生広場の前、ロウバイが咲き始めた。

植え込みの中にあり、三脚が立てられない。手持ちで何度か挑戦したが、ぜんぜんモノにならない。

そのうえ、今日は、風が強い。花撮りは無理だろうなと思いつつ、散歩がてら園内を一回り。何もないので、また、ロウバイにカメラを向けてしまった。

良い香りがする。お花も透明感があって美しい。だが、枝の途中に、間隔を置いて咲いている。とても絵にしづらい。

ま、そんなことよりは、風の強いときに、手持ちでマクロ、いくら、シャッタースピードを上げたところで、撮れるわけがない。早々に切り上げる。

帰宅後の画像の整理。すべてボケている、かと思いきや、多少甘いが、ピントの合っているものもある。手持ちマクロ、ホールディング次第では、撮れることもあるようだ。






2013/12/21(
)晴れ。寒い。智光山植物園、十時から十二時。

管理棟前にある、寄せ植えプランター、アリッサムと、ウィンターコスモスは、先日モノにした。あとは、ストック。今日も、じっくり見る。

昨晩の雨のしずくなどがついていて、生き生きしている。とはいえ、お花の特徴が、どうしてもつかめない。

一緒に咲いているビオラ、こちらは逆に、特徴がありすぎて、撮る気になれない。

寒いせいか、トイレが近い。建物の中に入って、用を足す。出てきて、ふと見ると、展示室に、ポインセチアがある。温室にあったものだ。

季節柄、画像の投稿サイトなどでも、たくさん見かけるようになった。形が面白い、花芯を撮った写真も、よく見かける。

近寄って観察。メシベ・オシベの横に、なにやら、ふっくらした黄色の唇のようなものがある。あとで調べたところ、蜜腺だそうだ。

今年の初め、温室で撮った時には気付かなかった。新発見をしたようで、なんだかうれしくなった。

三々五々の来場者、人目をほとんど気にせず、三脚、レリース、手持ちのLEDライトまで持ち出し、じっくり撮った。






2013/12/15(
)晴れ。寒い。鶴ヶ島運動公園。十時から十一時半。

先日、散歩した時に見つけたマユミの木。ピンクのお花をたくさんつけている。やや、盛りを過ぎているが、じっくり観察。

子供公園の、すぐ後ろにあって、カラフルな遊具が背景にある。おりしも、日曜日。子供を連れた若い夫婦などが、ひっきりなし。

そのすぐそばで、おじさんカメラマンが、一心不乱に撮り続けている。人の気配を、全く意に介していない。

風が強い、お花が揺れる。しかも、悪いことに、レリースを忘れてきた。f4で、シャッタースピードは500 、なんとかなると思い、揺れの止まる瞬間を待って、指で高速連写。

カメラを三脚から外し、モニターすると、幸運にも、小さな実に、ピントが合った。背景の色合いも、抽象的で、面白い。

小一時間、一息ついて、周りを見回す。と、いつのまにか、人の姿はなく、マユミの木と自分だけが、取り残された。

孤独ではあるが寂しくはない。昔の、自分の言葉を思い出した。






2013/12/14(
)晴れ。自宅撮影。

行きつけの園芸店で買って来たスターチス。一晩、花瓶に挿しておくと、翌朝、ガクの中に、白い小さな球が、たくさん現れた。よく見ると、どうやら、お花の蕾ようだ。

これはと思い、早速、撮影開始。ドライフラワーのような紫のガク、枝先で、歯ブラシのような形になっているのが特徴で、その中に、白いお花が咲く。

それにしても、切り花なのに、生命力が強い。などと思っていると、みるみる、つぼみが開いてきた。

エアコンつけ、温かくなったからだと思うが、これほど、温度に敏感なのかと感心したり、驚いたりで、夢中になって撮影した。

おそらく、もう二度と遭遇することのない瞬間、背景や、露出を変え、万全を期した。

ほぼ二時間、撮影の終わったころには、蕾がすっかり開いて、白い小さなお花たちが笑っていた。疲れが、心地よかった。






2013/12/12(
)晴れ。小春日和。智光山植物園、十時から十二時。

かれこれ、もう、五、六回撮っているだろうか、薬草園のサンシュユの実に挑戦。

たわわに実った、真っ赤なサンシュユの実、今日は、少し引いて、形の良い枝を探した。実だけではなく、枝を含めて、絵にするべきだ。

もっとも、これだけ苦戦しているのには、レンズが短い、ということもある。高いところのものは、これまで、80-400の超望遠で撮っていた。手放したことを、少し後悔した。

二十五万ほどする新型レンズが欲しいような気もする。が、今のところ、衝動買いを自制している。

スカッと抜けた青空、葉が落ちて、実だけが枝についている。おそらく、今日を逃したら、今季は、もう撮れないだろう。少し気合が入った。






2013/12/02(
)晴れ。小春日和。智光山植物園、11時から12時半。

今日も、昨日と全く同じ陽気。撮影時間も、ハンを押したように同じ。

サンシュユの再挑戦、のつもりが、ローズマリーに引っかかってしまった。

しゃがみこんで、じっくり見る。すると、完璧なお花を見つけた。急いで準備。ミニ三脚に、マクロレンズ、カメラには、アングルファインダーを取り付け、接近戦。

日差しは順光、白飛びを警戒して、お花への日差しを、自分の陰で遮り、なおかつ、レフ板で、微妙に明りを調整。

プレビューしながら、深度を確認、レリースに、ミラーアップ、やれことはすべてやって、風のやむのを待った。

ところが、枝先のお花、微妙に動き続け、止まることがない。ファインダーをのぞきながら、かなり我慢をしたのだが、限界。撮れた、という感じのないまま、薬草園を後にした。






2013/12/01(
)晴れ。小春日和。智光山植物園、11時から12時半。

昨年は、ほとんど実をつけなかった、サンシュユの赤い実、今年は、たくさんなっている。

三脚の上にカメラ、ファインダーを見ながら、構図を探る。かなり粘ったのだが、残念ながら、モノにできなかった。

気分転換、近くのナンテンを見に行く。こちらも、今年は大豊作。赤い実が数珠なりで、日差しを受けて光っている。

その、一粒一粒の姿が、なんともかわいかった。





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