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Photo essay <入間川写真紀行>

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2013


番外・お散歩写真

<マガモ・入間川>

埼玉県西部、入間川右岸、入間市西武線鉄橋付近。

2010-12-28 撮影。






2010/12/28(
)晴れ。入間川写真散策。十時から十二時。

圏央道の側道経由で、西武線鉄橋へ向かう。中橋を渡り、右岸、川沿いの住宅団地の中に車を止める。

低めの土手を歩いて、遺構のレンガ鉄橋を見に行く。水際へ下り、位置取りを変えながら、丹念に撮る。

さらに、上橋の上、逆光気味の左岸側からも撮る。

西武鉄道が、なぜ、レンガ鉄橋を残しているのか、ふと、考えた。保全するのに経費がかかるはずだ。なにか、メリットがあるのか?

写真に窮した時、入間川の、こうした遺構たちが、いつも、救いの手を差し伸べてくれる。理由は、ともかく、撤去されないことを、願うばかりだ。






入間川写真散策

<笹井ダム・冬晴れ・立ち入り禁止>

埼玉県西部、入間川右岸、入間市笹井ダム。

2010-12-27 撮影






2010/12/26(
)快晴。入間川写真散策。十時から十二時。

八瀬大橋を渡り、左折。右岸、川越市池辺、河川敷のダンプ道へ入る。そのまま直進、橋の下へ行く。

グランドでは、少年サッカーの練習。車を止め、橋沿いに歩き、旧安比奈線を見に行く。

線路付近は除草され、架線柱に絡まった蔦も落ちている。いつになく、こざっぱりした雰囲気。冬枯れ。鉄路の上を、写真を撮りながら歩く。

体調がいいので、操車場跡まで行く。ここは、来るたびに、景色が変わっている。悪路が、少し広くなっていて、なじみの架線柱などは、跡形もない。

昔、写真を撮った場所にたたずむ。目を凝らすと、自分の撮った写真がよみがえる。拙い風景写真だが、ふと、いとおしく思った。






2010/12/24(
)快晴。入間川写真散策。十時から十二時。

今日も、昨日と同じルート。根岸線・上広瀬の信号を直進、すぐの左路地へ入るつもりが、またまたやり過ごす。少し迂回して、本富士見橋に出る。

橋を渡り、信号を左折すると16号。少し先の建材屋の脇から、右岸川原へ入る。

どことなく、きれいになっている。川原道には砂利がひかれ、橋の下のゴミなども、きれいに片づけられている。明るくなった。気分がいい。

車から下り、新富士見橋に上がる。南西方向にある本富士見橋を狙うが、やっぱりダメ。反逆光気味では、勝負にならない。すぐにあきらめ、対岸の景色などを撮る。

一息入れる。歩道橋を上り下りして、また、川原へ下りる。ふと、土手下のピラカンスが目に入る。まだ、赤い実をたくさんつけている。

護岸際のねじ曲がった木にも、赤とオレンジの実が、たわわに揺れている。

先日は撮り損ねたが、今日こそはモノにする。元気が出る。位置取りを変更しながら、二台のカメラで、かなり粘る。

ところが、今回も全滅!気に入った写真が一枚もない。被写体、いや、モデルは最高だった。問題は、カメラマンにある。プロでなくてよかったな、また、撮りに行けばいい。






2010/12/23()快晴。入間川写真散策。十時から十二時。

体調を崩し、四日ぶりの写真撮影。

安比奈新道経由、根岸線を下り、新富士見橋へ向かう。おっと!道を間違え、行き過ぎた。広瀬橋に出てしまった。

予定変更、橋を渡り、左折。小学校の横を抜け、右岸川原へ下りる。橋の下のあたり、なにやら、人の姿が目立つ。

釣り人、それに、川へ向けて、大きなレンズを並べている男たち。なにか、珍しい鳥でも来ているのか?

遠目に見ながら、橋際から右岸土手へ入る。北西側の山並みがきれい。ぶらぶら遡上。散歩道になっているらしく、ひっきりなしに人が来る。

土手道の途切れるあたり、左手にある中学校のプールをちらっと見る。

以前、不審者と間違われ、追いかけてきた教師たちと、ひと悶着あった場所だ。以来、鬼門として、立ち入ることがなかった。今日は、しずか、人の気配がしない。

土手から下りて、野球グランドを眺める。ネットの後ろに、青い、安っぽいベンチ。あの頃は、こうしたものをよく撮っていた。

はじめてのデジタルカメラは、ソニーに吸収されてしまったミノルタのディマージュ7。ニコンのレンズを中野のフジヤカメラで売り払い、下取り交換した。

顔を上げ、あたりを見回す。水際のがたがた道だ。さてと、カメラマンたちが何を撮っているのか、たしかめに行こう。そおっと近づき、でかいレンズの先をみる。

カワセミ、だな。川の水をせき止め、周りに止まり木を仕掛けている。立ち止まり、少し見ていると、空飛ぶ宝石が、水の中へダイビング!小魚をくわえ、ぴゅーっと、水平飛び。いっせいにシャッターの音。

なるほどね、と思いながら、その場を後にする。

男たちの高価なレンズの先には、一羽のカワセミ。自分には、縁遠い世界だが、わかるような気もした。わがまま娘に振り回されている親父の心境だ。






2010/12/17(
)冬晴れ。高麗川写真散策。十時から十二時。

鶴ヶ島経由で、多和目天神橋へ行く。

下手、右岸側の道に、柵ができた。ま、歩いて行くまでもない。橋を渡り、右折。左岸側、流れに沿って少し走る。すぐに行き止まり。

車から下り、周囲を見回す。これといった景色もないが、北側の丘の上には小学校、あそこなら、見晴しがいいのではないか。

移動、長い坂を一気に登る。と、西坂戸の住宅団地の中。山の斜面に、家が、びっしり立て込んでいて、見晴しどころではない。

カンで走っていると、城山荘の看板、いったん下りかけた山を、また上る。てっぺんに、工事中の施設。車を止め、北東に開けた景色を眺める。

目につくものがない。二、三枚撮って、すぐに移動。今来た道を戻り、城山橋へ行く。橋際の銀杏が気になっていたが、すでに、葉が落ちていた。

ほとんど写真を撮っていない。このまま、手ぶらで帰るわけにもいかず、さらに上流、久保ノ下橋まで行く。

川原に車を止め、あたりを散策。細い冠水橋ながら、橋脚が補強され、手すりもついている。だたし、路面が薄っぺらい板なので、車が通るたびに、がたがた大きな音がする。

橋の上を歩いていると、なぜか、その時だけ、ひっきりなしに車が来る。完全に車優先で、歩行者がいようがいまいが、突っ込んでくる。脇によけるが、ほとんどギリギリ。

もっとも、そのおかげ?で、橋の上から、下流の景色をゆっくり見ることができた。

黄緑色の水管橋、あとで調べたら、高麗川水管橋とあった。残念ながら、アップできる写真は撮れなかった。






2010/12/9(
)晴れ。高麗川写真散策。十時から十二時。

一本松駅の踏切を渡り、森戸橋経由で、高麗川・東武越生線鉄橋へ行く。狭い河原へ下り、あたりを散策。

鉄橋沿いに、轍のついた道がある。すこし行くと、牧草ロールがあり、奥の暗い小屋の中には、牛がならんでいる。

何頭かは、外に出ていて、ホルスタインが、こちらを見ている。完全に、個人の敷地内に入り込んでいる。深入りせず、引き返す。

車を少し移動して、三号堰の横に止める。

堰に下り立ち、あたりの景色を眺める。空の様子が、どことなくあわただしい。大きな流れ雲などを撮るが、明暗差が激しく、モノにならなかった。

とはいえ、ダメもとで撮った、鳩の写真がアップできた。距離があったにもかかわらず、かなり鮮明。レンズの手振れ防止機能・VRが効いている。






2010/12/8(
)冬晴れ。入間川写真散策。十時から十二時。

高麗川へ行くつもりで、鶴ヶ島を通過。その時、西側の景色が目に入った。山並みが、うっすら白くなっている。初雪だ!

予定変更。ぐるっと大回り、狭山の柏原経由で、入間川大橋へ出る。橋を渡り、左折。右岸川原へ下りる。

寒い。今季初めて、手が冷たくなる。グラント沿いの低い土手から、西側を望む。

はるか彼方、甲斐の山々だろうか、重畳とした山並みの間から、巨大な雲が、蒸気のように湧き上っている。

カメラマン気取りで、望遠600ミリで連写。

しかしながら、あまりに遠すぎる。それに、ウデがない。モニターして、がっくり。増形の土手を、とことこ走って、引き上げ。






2010/12/5(
)快晴。高麗川写真散策。十時から一時。

万年橋へ行く。右岸橋際から川原に下り、グランドの駐車場に車を止める。周辺を撮りながら、ゆっくり歩く。日差しが暖かく、防寒着を脱ぐ。

移動。川に並行している、高麗川ふるさと遊歩道をすこし走り、民家の間を少し行くと、目の前が開ける。

広い農地、舗装された細い農道、うねうね行くと、森戸橋が見えてくる。

途中、小さなお地蔵さんがある。車から下りて、小休止。写真を撮っていると、車いすの老夫婦が来る。押しているのは旦那で、車いすの奥さんが、お地蔵さんの前で、手を合わせている。

少し離れたところから、それとなく見ていた。旦那は手を合わせなかったようで、いつもの?お散歩道を、橋のほうへ、ゆっくり去っていく。

丁度、自分が撮っていた写真の構図の中に、老夫婦が入ってきた。瞬間、絵になると思って、シャッターを切った。

ダメだ。なにか、ルール違反をしているようで、釈然としない。人様の人生を、だまって後ろから撮ることの、うしろめたさ!

アップした写真には、「お散歩道・合掌」とタイトルした。むろん、車いすの老夫婦は写っていない。






2010/12/4(
)快晴。高麗川写真散策。十時から十二時。

鶴ヶ島運動公園の横を抜け、一本松駅の踏切を直進。万年橋を渡り、橋際を右折。路肩というか、歩道際に車を止め、あたりを散策。

真っ青な空に、外秩父の山並みが際立っている。堂平山の天文台が肉眼で見える。おっぱい山も、くっきり。

こういう日のために、重いカメラをぶら下げている。三、四十分撮り続け、一息つく。なんだか、疲れた。ぐったりしている。

気分をかえ、万年橋を渡りながら、周りの景色を撮る。ところが、二台とも電池切れ。予備は一個しかない。ケチって、買うのを迷っているから、こういうことになる。

冬場は電池の消耗が早い、ということを忘れていた。キタムラネットで、たしか、\6000ちょっと。帰ったら、注文しようか。

雑念!集中が途切れる。十二時、少し早いが、引き上げ。






2010/12/01(
)晴れ。高麗川写真散策。十時から十二時。

高麗川大橋のカミへ行くつもりで、家を出る。ところが、道を間違える。カンで走っていると、丘の上に明海大が見えてくる。かなり上流へ来てしまった。

こうなれば、多和目天神橋へ行くしかない。木橋の冠水橋、目の前が開けていて、静かでいい場所だ。橋際に車を止め、あたりを散策。

青空に、横一文字の雲。川原に下りていくと、農家のおじさんが、大根を洗っている。めずらしく、こちらから挨拶。二言三言、言葉を交わす。

天気がいいせいか、人の姿が目立つ。橋の上をひっきりなしに、人が通る。そのうち、施設の職員と思しき男性に話しかけられる。

中学校が廃校になり、丘の上の小学校に統合される。それから、午後になると、小学生たちが木橋を渡る。雨の日など、下から撮るといい。少しの間、橋の上で立ち話。写真愛好家のようだ。

小山の裾野に真っ白な建物、隣は体育館だろう。廃校か、なんとなく感傷的になり。角度を変え、何枚も撮る。

あとは、帰り際に遭遇した、カワセミ?これは、距離が届かない。とはいえ、いちおうカメラを向ける。背中が、瑠璃色。みとれるほど、美しい。

と、キュンと鳴き、川の中へダイビング。なぜか、真っ黒なカラスも出現。この一瞬のドラマ、シャッターを押すことすらできなかった。

ま、いい。連日の小春日和。ひょっとしたら、これが、人生最良の日々なのかもしれない。





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