此岸からの風景
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 Photo essay<入間川写真紀行>

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2013

2007.9.22(土)晴れ。暑い。入間川十二番、入間川大橋。九時半から十二時。

八瀬大橋を渡る。川越市場の裏手、建材屋の砂利山などを撮る。日差しが強い。九月の下旬なのに、依然として真夏日。

移動、増形の稲田を突っ切り、右岸の低い土手に上がる。遡上。途中で、運動場の駐車場に車を止める。干上がった水路を歩き、水際まで行く。対岸に、西武文理の建物。左端の、三角屋根の塔が気になる。しつこく撮る。

車に戻る。汗びっしょり。それに、足の甲が熱くてしょうがない。トレッキングを、ウォーキングに履き替えたが、それでも駄目。日差しをモロに受けている。夏場に、アセモができ、真っ赤になった。気になってしょうがない。もっと通気性のいいシューズを履く必要がある。

草ぼうぼうの土手を、さらに遡上。さすがに、対向車は来ない。雑草の枝が、ごつんごつんと車にあたる。さあ〜て、どうしようか。黄色の稲田が目に入った。まだ立ち入ったことのない地域だ。





2007.9.21(金)晴れ。残暑。暑い。入間川十二番、入間川大橋。九時半から十二時。

橋の両岸を歩く。なぜか、川の水が、驚くほどきれい。深緑色。投網を打っている爺さんがいた。

そういえば、ところどころに看板が立っている。鮎釣りの解禁日が掲示されている。アユ、か。何年か前の入間川では、考えられないことだ。

川原には、キクイモや彼岸花が咲いていた。例年に比べ、花の数が少ないような気がする。先日の増水で、泥水をかぶったのだろう。ゆっくり、ゆったり、見てまわる。秋風が心地いい。





2007.9.17(月)晴れ。猛暑日。暑い。入間川十三番、狭山大橋。九時半から十一時半。

昨日と同じ場所。奥富の稲田。撮り損ねた風景に再挑戦。西から、いい雲が出てきた。稲田の水平を確保する。粘りに粘る。

限界。集中が切れる。移動。清掃センター裏手の公園から、川原へ入る。軍艦ブロックなどを見ながら、左岸を遡上。

先日の増水で、河原の様子が変わっている。大きな石がゴロゴロしている。水際を、蛇行地点まで歩く。日差しは強烈だが、風が、いくぶんか涼しい。秋になっていた。





2007.9.16(日)晴れ。残暑がぶりっかえす。暑い。入間川十三番、狭山大橋。十時から十二時。

入間川大橋を渡り、奥富の稲田を撮りに行く。

昨日は、薄い雲がかかっていて、ボーズ!ただし、めずらしく、人に話しかけられた。ひとりは、中年の男性。外回りの、農協のおじさんのような感じ。退屈まぎれに、カメラの話などをした。

もうひとりは、自転車のおばさん。こっちは、増形の稲田で立ち話。話題は、西武の車両基地。去年は、畦に彼岸花が咲いていた。静かな景色が激変。稲田が水路で分断され、草ぼうぼうの荒地になってしまった。

奥富の稲田は、一面、黄緑色。刈り取り作業が始まっていた。

絶好の写真日和。撮影ポイントを、ゆっくりまわる。空の景色がいい。久しぶりに、やる気になった。





2007.9.8(土)晴れ。暑い。入間川十六番、本富士見橋。十時から十一時半。

左岸、広瀬橋の下に車を止める。台風の増水で、川原が荒れている。空き缶、ペットボトル、発泡スチロールの箱などが、家庭菜園に散乱している。ジイさんが二人、だまって、後片付けをしていた。

自転車道になっている土手道を、本富士見橋へ向かって歩く。途中、堰に立ち寄る。まだ、濁流が、ごうごう音を立てている。河原のほうへも行く。激しい流れで、中州のようなものができていた。

堰の前に、花壇がある。どこかのグループが、丹精している。いろいろな花が咲いているが、ほとんど名前は知らない。目に付いたのは、背の低いムクゲ、それに、鶏頭。立ち止まり、何枚か撮る。しかし、炎天下、暑くて集中できない。

河川敷公園を突っ切り、本富士見橋へ上がる。この時間帯、景色のいい川カミは、ほぼ逆光状態。そのうえ、川シモ側には、歩道がない。無駄足になった。

暑さで、頭がくらくらする。自転車道を、ゆっくり戻る。





2007.9.7(金)曇り。台風が東北地方を縦断している。十時、アトリエ。歩行の準備をして、待機中。

入間川流域の風景写真。万が一のために、目に焼き付けておく。最近、初心が、だいぶ薄れてきた。写真の体裁にばかり、こだわっている。

NHKの、朝のテレビ小説を見ている。いつのまにか、日課になってしまった。「どんど晴れ」!最後に、必ず、岩手地方の風景写真がでる。日替わりだ。それが、じつにいい。

おそらく、名のある写真家の作品だと思う。美しい自然の中に、民家や橋、神社や史跡などが、さりげなく取り込まれている。構図や色合いも、申し分ない。まさに、風景写真の手本だ。毎回楽しみにしている。

なぜ、あのような写真が撮れるのか。技術の問題もある。しかし、それだけではないだろう。心が安らぐには、何か理由があるはずだ。

感受性の問題というよりは、風景への愛だ。自分の一部としての、かけがえのない風景。風景を、人生の一部と考える思想。事物との親和的な関係が、写真に定着されている。

技術を磨き、思想を深める。もっと、謙虚になるべきだ。

十一時半、薄日がさしてきた。台風一過。入間川の濁流を見に行こう。





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