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Photo essay  花撮り物語<花切手保存版

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2013/09/15(
)曇り、時々雨。台風が近づいている。自宅撮影。

昔から庭にあるヤブラン、穂花を切り取って、観察した。

たくさんついている紫の球は、お花の蕾で、開いているものを、天眼鏡でよく見ると、花芯が黄色い。

五、六本密集しているのは、オシベなのだろうか、先が花粉袋のような形をしている。あまりに小さいので、メシベがどこにあるのか、よくわからない。

ネットで画像検索してみると、オシベたちとは、反対方向を向いている棒状のものが、メシベらしい。自家受粉を避けるために、かような形態をとっているそうだ。

背景色やf値を、いろいろ変えながら、撮り進める。

野外撮影では、ほとんど使ったことのない、f値22で、色合いや、花芯のピント具合をみる。

f16f11f8等に比べ、まったく遜色がない。多少、深度が厚くなった分、かわいい蕾の質感も捉えることができた。

とはいえ、うかつにも、最小絞りの、f32で撮ることを忘れている。無地の背景ならば、使えないこともない。今度試してみよう。





2013/09/11()曇り時々晴れ。自宅撮影。

きのう摘んできた、キクイモの撮影。

ほかにも、ママコノシリヌグイ、ヌスビトハギ、クズなど、よく見て摘んできたのだが、小さなお花たち、みな萎れてしまった。

キクイモだけが、生命力が強いのか、直後に、いったん萎れたものの、翌日持ち直して、二輪、きれいに咲いている。

背景には、白いアクリルボード、アクセントに、青系の色画用紙を上に持ってきた。

ボードをライトで照らす。お花には、ほかのライトを当て、微調整。ミニ三脚にカメラ、f値は8、ミラーアップにレリース、モニターしながら撮り進めた。

・・・鉢植えのお花を買ってきて、育てながら写真を撮る、一時そう思ったが、お花が散った後の世話が煩わしくなった。

いくつかあったもののうち、酷暑を乗り越えたのは、サザンクロスとハーデンベルギアだけ。今は、観葉植物として、部屋に置いてある。

鉢植えは、あっさりあきらめて、切り花や山野草を撮ることにした。とはいえ、問題もある。

切り花は、なかなか気に入ったものがない。一方、山野草には、虫がついているものが多く、しかも、摘んだ瞬間に、萎れはじめるものが多い。

ま、気候がよくなったら、植物園などの野外撮影も併用してみよう。






2013/09/04(
)曇り時々晴れ。不安定な天気。自宅撮影。

川原へ行って、自宅撮影用に山野草を摘んだ。ツユクサとアカバナは、すぐに萎れてしまったが、ニラの花とエノコロ草は、翌日になっても、元気だった。

吸水スポンジにさして、久しぶりの撮影。日差しが弱い。LEDスタンドを二灯、お花や背景のアクリルボードにあて、露出を確認しながら、撮り進めた。

心身の不調、それに、暑さにめげて、六月、七月、八月と、ほとんど写真を撮っていない。

お花の写真を、さらに極めていきたいのだが、体力と気力が伴わない。

とはいえ、少し涼しくなったので、気持ちに余裕ができた。また、写真に戻れそうな気がする。色彩と造形、命の通った、美しい花写真を、一枚でも多く撮りたいのだ。





2013/08/02()曇り。自宅撮影。

庭の百日紅、六、七年前に、老父の堪忍袋が切れて、根元から、バッサリ切ってしまった。

かなりの大木、夏場になると、イヤというほど花をつけた。道路際に陣取っていたので、落ちた花などの掃除が、毎朝、大変だったのだ。

当時、自分は、庭木や花に関心が薄く、さして、反対もしなかった。

ところが、その後、切った根本の周辺から、若木がたくさん伸びてきた。毎年、植木バサミで、チョキチョキ切っていたのだが、内心、なにかひっかかり、釈然としなかった。

<花切手>を作りだした一昨年、意を決して、老父の同意を取り付け、若木を二本だけ残した。

翌年、果たせるかな、ひょろっと伸びた枝先に、薄紫の花をつけた。その生命力の強さに、正直、感動し、気持ちが明るくなった。

そして、今年の春先、植木屋さんに相談したところ、一本にするべきだという意見。かわいそうな気がして、何とかならないものかと口ごもったが、すぐに大きくなるからとの専門家の意見に屈した。

2013年の盛夏、まさに、一本立ちしたサルスベリは、自分の背丈よりも、はるかに大きくなり、幾十もの枝に、見事な花をつけた。

毎朝、見るたびに、気持ちが和み、植物と交流できたような気がして、心が充実した。





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