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Photo essay  花撮り物語<花切手保存版

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2013/05/26(
)曇りのち晴れ。智光山植物園。十時から十二時半。

三週間ぶりの植物園、様子が大分変っていた。まずは、薬草園。牡丹は散ってしまい、ガーデンセージやキャットミントなど、ハーブの仲間が咲き始めた。

東屋の付近には、オオムラサキツユクサが咲いている。ふわふわっとした花芯が特徴で、昨年もカメラを向けた。

白と紫が多いなか、斑入りのお花を見つけた。ちょうど木の下にあり日影。石で囲まれた花壇の中に咲いている。

ちょっとためらったが、石の上に乗り、お花のすぐ近くに三脚を立てた。完全に、花壇の中に入り込んでいる。

そういう時に限って、次々と人がやってくる。いささか、自分の行為にひけ目を感じ、早々に退去。

あとは、教材園のカルミア、ほぼ満開状態。通路に三脚を立て、じっくり観察。とはいえ、魅力的なお花が見つからない。

おりしも、陽が出てきて、かなり暑い。頭がくらくらする。無理はしないで、管理棟の展示室、写真展をのぞいて引き上げる。






2013/05/22(
)晴れ。鴻巣市荒川左岸、ポピー畑。十時から一時。

毎年見に行っている、鴻巣市原馬室のムギナデシコとポピー畑。ネットで、開花状況を確認すると、ちょうど見頃。

カメラ二台に、70-200f424-120f4のレンズをそれぞれ装着。大きなお花なので、マクロレンズは使わないだろうという判断。カメラバックにきっちり収めて、いざ出発。

途中、迂回して、鳥羽井沼から河川敷へ下りる。麦秋が近い。

良い天気に恵まれて、ポピー畑は盛況。濃い紫色のムギナデシコも、咲きそろっていた。

カートに、カメラバックを積んで、ゴロゴロ引きながら、お花畑を見て回る。

アマチュアカメラマンもたくさんいる。なかには、カメラ二台体制で、歩き回っているおばさんもいる。カートなどを引いているのは、自分一人だった。

お花のそばにしゃがみ込んで、さてどうしようか、なかなか気持ちが動かない。背景のことなど考えると、なおさらで、ますますやる気がなくなってしまった。

それでも、形のいい麦ナデシコ、それに、これまで撮ったことのなかったポピーの花芯に、カメラを向けた。

横着して、どちらにも三脚は使わなかった。明るい野外、開放絞りにすると、シャッタースピードは1000分の一秒ほど。手振れ補正もあるし、ブレることはないないだろう。

天気の良い日の野外撮影、自宅撮影にはない良さがある。開放的な気分、とても心地よい。とはいえ、作品作りには、制約が多すぎて、いまひとつ本気になれなかった。






2013/05/18(
)晴れのち曇り。自宅撮影。

ことしも、庭のユキノシタに、お花が付いた。三本ほど、茎の下のほうから切り取り、吸水スポンジにさした。

たしか、去年も挑戦したのだが、モノにならなかった。

特徴のある、かわいいお花。背景に、赤系の色画用紙を選び、小さなLEDライトを片手に、明かりの感じを変えながら撮る。

すぐに、パソコン画面に映し出し、まずは、ピントの確認。

画面に不足感があるので、太い茎から花を切り離し、スポンジの上で密集させる。といっても、主役は一輪、ほかのお花たちには、脇をかためてもらった。

自宅撮影では、イメージを作りながら、ゆっくり撮ることができる。重い機材を運ぶ必要もなく、時間も有効に活用できる。あとは、やる気の問題だけだ。






2013/05/04(
)晴れ。智光山植物園。十時から十二時。

連休とあって、駐車場はほぼ満杯。いつも静かな植物園が、大混雑。管理棟の展示室では、写真展などもやっていた。

カートを引いて、歩き回るのが億劫になり、比較的人影の少ない、薬草園と花木園を見て回る。

目についたのは、赤いボタン、紫のジャーマンアイリス。そして、黄色のモッコウバラの隣には、見慣れぬお花も咲いていた。標識を見ると、ツキヌキニンドウとあった。

早速、カートに載せたカメラリックから機材を取りだし、撮影開始。ミニ三脚にカメラを取り付け、極端な仰角で撮る。

お花が、葉を突き抜けるように咲くので、ツキヌキ。ニンドウ=忍冬とは、スイカズラの謂いで、常緑の葉が、褐色になって、冬を越すことからの命名らしい。

下向きの赤いラッパのようなお花たち、五月晴れの空に映えて、楽しそうだった。寒い冬を忍んで、春を待っていたのかと思うと、心が優しくなった。






2013/05/02(
)晴れ。森林公園。九時半から三時。

久しぶりの森林公園。キャリーカートに、カメラリックを載せて移動する方法を試した。

カメラ二台を首から下げ、三脚を背負っての、これまでの撮影スタイル。体力がなくなったのか、じっくりお花を見ることが苦痛になってきた。

そこで、ふと思いついたのが、カートに機材を載せてひっぱっる、おじさんっぽい撮影スタイル。かなりダサいが、もう限界、背に腹は代えらえない。

いつものように、中央口から入り、まずは、噴水前の寄せ植え花壇。今日は、ネモフィラとリビングストンデージーが、きれいに咲きそろっていた。

そのあとは、坂道、カートをゴロゴロ引きながら、植物園まで歩く。花壇には、パンジーなどが咲いているが、ふと見ると、日影に見慣れないお花。標識にマジック書きで、ティアレアと記されていた。

背景に色画用紙をあて、何枚か撮る。小さなお花の集合、ピントをどこに置くのか、にわかに判断できなかったが、ファインダーの中は別世界だった。

そうじて、おじさんっぽい撮影スタイルは、予想以上に楽だった。昨年末から始まった、新しい撮影スタイルの模索、どうやら、これで決まりだ。





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