2013/11/28(木)晴れ。小春日和。智光山植物園。
大花壇には、色とりどりのビオラとストックが咲いている。二つとも、背丈の低いお花なので、撮るのが大変だ。
そんなことを考えながら、眺めていたが、どうにも撮る気になれない。表情の面白いビオラには、あまりにも、目が慣れすぎてしまった。
ストックのほうは、何度見ても、お花の特徴がつかめず、絵にできない。
気分を変えよう。そばにあった、寄せ植えプラターに目を移した。ナデシコとアリッサムが、元気に咲いている。
どちらも、なじみのお花だが、いつも写真にできず、眺めているだけ。とはいえ、今日は、白いアリッサムの花房が、目に留まった。
マクロレンズでのぞくと、小さなお花の中に、メシベとオシベが、かわいく並んでいる。
二年ほど前に、D200で撮った覚えがある。しかし、花芯を鮮明に撮ることはできなかった。レンズは同じなのだから、やはり、3600万画素のD800Eは、優れものだ。
とはいえ、寄りが甘く、トリミングの範囲が狭すぎる。結果、等倍で見ると、かなり暈けている。
それでも、web公開の、750×750ならば、鮮明度がおちない。構図にも、不満が残るものの、アップすることにした。
2013/11/24(日)晴れ。小春日和。智光山植物園、十一時から十三時。
多少の心境の変化。…画像投稿サイト、フォトヒトに、画像をアップし始めた。
2012年度に撮った花切手も、毎日一枚ずつアップして、ギャラリーを作ろうとしている。
ほとんどが、野外撮影、智光山植物園で撮ったものが大半である。あらためて見ると、下手なりに頑張っている、という印象を受けた。
それに比べ、今年は、心身の不調もあって、写真へ対する熱意、やる気が、ほとんど失せていた。
自然条件に左右されやすい野外撮影から、室内撮影へ移行したのは、写真の質をためるためでもあったが、しかし、その結果、失ったものもある。
自然の中で活動する解放感、生き物たちと触れ合うことの楽しさ、人為のない植物の立ち姿、お花の美しさへの感動。命が満たされる写真行為に、立ち戻りたいと思った。
もっとも、それには、体力と気力が必要だ。二つあいまって、初めて、重い撮影機材が気にならなくなる。
とういうわけで、今日は、フル装備で、植物園へむかった。
薬草園では、まだ咲いているのかと驚いた、チェリーセージ、管理棟前のウィンターコスモスなどにカメラを向けた。
どちらも、立ったりしゃがんだりを繰り返しながら、絵作りに夢中なった。人目はほとんど気にならず、集中の切れるまで粘った。
厚着をしていたせいか、温かい日差しを受け、背中が汗びっしょり。それを不快とも思わず、疲労感も感じないで、気分良く撮影を終えた。
問題は、やる気、生きることへの熱意だ。健康のありがたさを、つくづく思った。
2013/11/19(火)晴れ。
自宅撮影。午前中に、右岸川越橋へ行き、入間川の土手で、センダングサとアカツメグサを摘んできた。
十一時、撮影開始。お花を選び出し、吸水スポンジにさす。前後に、アカツメグサをあしらい、何本か、センダングサも差し加えた。
背景は、PC画面。今日は、ファインダーをのぞきながら、花切手の画像をスクロールさせた。背景の色合いが、自在に変化していくのが、面白かった。
2013/11/15(金)曇り。
庭に咲いていた、ハハゴグサを摘んできて、自宅撮影。
背景は、PC画面。花切手を映し出し、かなりランダムに撮る。
その中の一枚、背景はワスレナグサのアップの写真。花芯が太陽、花弁が大空のようにも感じられ、面白いと思った。
…もっとしっかりしたイメージ、テーマが必要だ。それには、背景が単色では無理だろう。これまでの花切手を思い出し、その単調さの意味を理解した。
お花は、これまで通り、主役だが、背景との関係性が明確になれば、画面の統一感、緊密感が増し、作品としての自立性を確保できるのではないか。
久しぶりに、頭が回転した。すこし、やる気が出て来た。
2013/11/03(日)曇り。自宅撮影。
昨日、行きつけの園芸店で、ミニサボテンを買ってきた。
以前から、サボテンの花は意外性があって面白いと思っていた。ホームセンターなどで、時々目にする、ミニサボテンにも、いろいろな種類があり、その風変わりな容貌に魅かれていた。
園芸店には、撮影用のお花を探しに行ったのだが、これといったものが見つからない。所在のないまま、多肉植物や、ミニサボテンを眺めていた。
著名な、女性写真家がサボテンを撮っているらしい。モノクロ写真が一枚、新聞に掲載されていた。・・・なるほどなあ〜と思った。
野外、鉢植え、切り花と、ここのところ、花撮りが、どうもパッとしない。後追いで、すこし気が引けるが、カラーで、サボテンを撮ってみるのも、面白いかも知れない。
たくさんある中から、特に気に入ったものを二つ買った。一つのものには、小さなお花の蕾がある。久しぶりに、写真を撮りたいという気持ちになった。
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