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 Photo essay<入間川写真紀行>

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2013


2011/04/29(
)晴れ、時々、曇り。荒川右岸写真散策。十時から十二時半。

釘無橋を渡り、下貉の信号を右折、そのまま、まっすぐはしり、途中から、土手下、民家沿いの一般道に入り、突き当りまで行く。

入間川が、ほぼ、直角に、曲がる地点で、土手を上がり降りして、川原へ入る。

以前来た時には、遺跡の調査などをしていたのだが、今日は、跡形もなく、荒れ地に戻っている。

少し首をかしげながら、あたりを散策。ハルジオンだったか、ヒメジオンだったか、薄いピンク色の花が、土手の斜面に、菜の花に交じって、咲き乱れている。

何枚か撮ったが、接写する、集中力、気力がない。すぐに、あきらめて、移動。

県道に出て、回り込むようして、荒川右岸の、河川敷に入る。雑木林の中を抜けていくと、すぐに視界が開ける。

田んぼに水が張られ、そばで、自吸水ポンプが、勢いよく水を吹きだしている。隣に、とっ手のついた、ダルマポンプもある。

車を止め、そばまで行って、撮る。ふと、人の気配がするので、振り返ると、ちょっと、強面の、青いツナギを着た男性が、立っている。後ろに、白い軽トラが見える。

田んぼの持ち主だな、ピンときて、丁寧な言葉で、撮影の許可などもらう。そのあと、五分ほど、立ち話をした。

自吸式ポンプのこと、河川敷耕作地のこと、これまで、思い違いしていたことなどが、聞けて、面白かった。

移動、さらに、雑木林の中を走り、広大な耕作地に出る。

その分かれ道に、なじみの樹木があり、麦畑を手前に入れて、撮影する。

おりしも、訓練飛行のセスナ機が、つぎつぎに、あらわれ、悠々と、空のたかみへと、消えていった。

清々と麦、どこかで聞いたことのある言葉が、ふと、脳裏をよぎった。






2011/04/28(
)曇り、のち晴れ。入間川写真散策、番外、鶴ヶ島市高倉新田、菜の花畑。

予報では、雨。ところが、朝起きたら、日差しが出ている。急遽、用事を済ませ、高倉新田の、菜の花畑へ直行。

ところがだ、先日、来た時には、一面、黄色の絨毯だった。それなのに、今日は、もう、花が落ちて、人の姿もない。

空の様子が、乱調気味で、照ったり陰ったりを、繰り返している。西から、不定形の、巨大な雲が、つぎつぎに、押し寄せてくる。

期待していた、大きな鯉幟は、レジャー農園のほうに立ってしまった。菜の花畑には、先日と同じで、用水沿いに、小さなものばかりが、並んでいる。

とはいえ、空の景色が、抜群に、いい。なんとか、元気よく泳いでいる姿を、写真に撮りたいものだ。

しゃがみ込んで、風になびく、鯉たちを見上げた。運を天に任せ、とにもかくにも、シャッターを押し続けた。






2011/04/27(
)晴れ。荒川右岸写真散策。十時から十二時半。

新道経由、釘無橋を渡り、まっすぐ、太郎右衛門橋へ向かう。

右岸、橋際、自転車道の横に、車を止め、上流の麦畑を撮る。

春一番、いや、これは、春の嵐だ。強い南風に麦畑が、いっせいに、わきたつ。

もっとも、この光景は撮れない。ウデがない。眺めているだけで、十分だろう。

三十分ほど粘り、移動。除草作業の終わった土手を、遡上。

圏央道下の大銀杏、高下駄・紅白鉄塔なども撮るが、こちらは、全滅!

明日は、天気が悪そうなので、ちょっと欲張った。しかし、そんなに、甘くない。集中力がなくなっていた。

強風で、あちこちに土煙が上がっている。地上付近の空の色が、薄汚くなっている。引き上げよう。






2011/04/26(
)晴れ、午後から曇り。荒川右岸写真散策。十時から十二時半。

254のバイパス経由で、川島町の鳥羽井沼へ行く。

土手下の、ルピナス畑の様子をみる。きれいに耕されたままで、芽も出ていない。花期は、五月中旬だが、今年は、植えていないのかもしれない。

土手の上に上がり、自転車道の横に、車を止め、付近を散策。

耕作地の麦畑が、真っ青。時折の南風に、野分ができる。

菜の花の手前にしゃがみこみ、対岸の煙突を入れて、撮り始める。と、なにやら、空の様子が、おかしい。

天地の境から、薄い雲が、じわじわ、せりあがり、青空が、みるみるまに、侵食されていく。もう、これ以上は、フレームアウト!

カメラから、顔を外し、天空のドラマを見届けて、また、ぶらぶら、土手を歩きだす。

広大な河川敷、麦畑の一角に、ラジコン広場が、何か所かある。平日だというのに、車が、何台も止まっている。

模型飛行機が、軽いエンジン音を立て、白い空の上で、急旋回を繰り返している。ほかに、人間の気配はなく、静かな時間が流れている。

今日もまた、写真撮影を楽しむことができた。充足している自分を感じながら、帰路についた。






2011/04/25(
)晴れ、午後に、にわか雨。入間川写真散策。十一時から十二時半。

午前中は、曇り、日差しが弱い。衛星画像を見ると、薄い雲がかかっている。が、じきに、晴れそうな感じ。

フォト蔵さんをみながら、様子見。案の定、十一時過ぎになると、晴れ間がのぞく。急いで支度をして、近場の、安比奈線を撮りに行く。

今日は、雑木林の中の鉄路を撮る。ここは、廃線マニアの間では、人気のスポットらしく、ネット検索すると、たくさんの画像が、出てくる。

地の利を生かして、四季を通じて、訪れているが、気に入った写真が、まだ、撮れないでいる。

車を走らせながら、薄暗い線路内に、新緑から差し込む木漏れ日を、イメージした。

線路内、立ち入り禁止の看板を横眼に見て、柵の間から、すり抜けるようして、中へ入り込む。

照ったり陰ったりの、神経質な空模様の中、一瞬、ぱあっと、日差しが差し込んで来た。

おっ!イメージどおりのロケーションに、いささか、興奮気味。何がなんだか、わけもわからず、連写しまくった。

寝不足で、少し、頭がぼうっとしていたが、この時ばかりは、むさいオヤジも、溌溂としていたようだ。






2011/04/24(
)晴れのち曇り。荒川右岸写真散策。十時から十二時半。

254のバイパス経由で、まっすぐ、左岸、原馬室へ向かう。

お目当ては、用水沿いにつるされた、鯉幟。土手を上り下りして、広大な河川敷耕作地に入る。車の中から、伸び上って、彼方を見回す。

田んぼは、田起こしが終わり、あとは、水を入れるだけの状態なのだが、肝心の、鯉幟が見えない。

あれ〜、と思いながら、そばまで行くと、やはり、まったく、何もない。なるほど、大震災で、自粛しているようだ。

麦ナデシコの畑にも、まだ、花はついていないし、馬室のポピー畑にも、気配がない。

まいったな〜と、大きく息を吸いながら、周囲を眺めると、青々とした、麦畑の一角が、黄色く染まっている。

ぶらぶら、近づき、山並みにかかる、巨大な雲にからめて、少し撮る。おりしも、トラクターや、グライダーなども、登場、田園風景を楽しみながら、気持ちよく、撮影する。

もう、いい加減、撮って、集中力も切れていた。とはいえ、あまりにも、いい天気なので、帰り道は、右岸の、広大な麦畑を抜けていくことにした。

途中、なじみの石仏が、菜の花に囲まれている。これはと思い、寄り道。正面構図の呪縛から解き放され、これまでにないアングルで、撮りまくる。

撮れた、という気がして、帰宅後の選択が、楽しみだ。三日ぶりの撮影を、気分よく、終えることができた。






2011/04/20(
)晴れのち曇り。荒川右岸、写真散策。十時から十二時。

釘無橋を渡り、そのまま、まっすぐ走る。さらに、太郎右衛門橋を渡り、回り込んで、左岸の橋の下へ行く。

運動場の駐車場に、車を止め、外に出る。自転車道を、下流方向へ、撮りながら、ぶらぶら行く。

お目当ては、四角い枠の、水位計。河川敷耕作地の麦畑と、菜の花を入れて、何年か前から、撮っている。

・・・おととし撮った写真が、部屋に、ピン止めされている。キタムラの無料お試し券があったので、数十枚、L版に、焼いたものの、一枚だ。

出入り口付近に張ってあるので、いやでも、目に入る。青空を、大きく撮りすぎていて、どうにも、画面のバランスがよくない。

いつか、撮り直そうと思っていた、その日が、今日だ。とはいえ、どっこい、期待していた景色は、どこにもない。

耕作地の菜の花は、まばら、そのうえ、枠の斜め前に、大きな低木が、育ってしまった。

まいったな〜、とおもっていると、さらに、間が悪い。あっという間に、日差しが弱くなり、見回すと、空一面、雲の波。

それでも、向こう側にある、コンクリの監視塔を、枠に入れ、露出の悪さを、構図でカバーしながら、がんばって、撮った。

とはいえ、さっきまで、目の覚めるような青空だったのに、と、ついつい、愚痴が出る。後ろ髪をひかれる思いで、その場を後にした。

ま、来た時に、雨上りの橋と、セスナを撮っているから、無駄足にはならないだろう。ボーズ!だけは、勘弁してもらいたい。帰りの車の中で、つぶやいた。






2011/04/17()快晴。番外、鶴ヶ島市高倉新田の菜の花畑。十時から十二時。

伊勢原経由、カインズホームの横を抜け、菜の花畑へ行く。

車を、広い農道に止め、外に出る。昨日に比べて、風が、少し冷たい。まずは、電波塔を撮る。かなり粘るが、全然ダメ!心が、動いていない。

少し、移動。正面から、用水沿いにつるされた、鯉幟たちを撮る。こちらのほうは、撮っていて、楽しい。少し、夢中になる。

好きなものを撮る。桜撮りをしているうちに、自分の流儀を見失っていた。世間の大きな渦に巻き込まれ、自分もまた、撮らされていたような、気がしてきた。






2011/04/16(
)晴れのち曇り。越辺川写真散策。十時から十二時。

予報では、曇りだったが、朝起きたら、日差しが出ている。予定変更、写真撮影に切り替える。

左岸、釘無橋際の、釘無地蔵を撮る。斜面の菜の花にまみれて、集中力が、切れるまで、粘る。

少し、改心したのだろうか、写真を撮る前にも、撮った後にも、お地蔵さんに、手を合わせた。ポーズではなく、心底からの気持ちだった。

還暦まじかになり、少し、丸くなったのか、無神論者から、完全に転向してしまったが、なぜか、自分を、責める気にはなれなかった。






2011/04/15(
)晴れのち曇り。小畔川写真散策。十時から十二時。

JA名細の、少し先、資材置き場のようなところを左折して、農道に入る。すぐ、土手に突き当る。

車から下りて、右岸土手に上がり、対岸の、なじみの鉄塔などを撮る。

桜並木は、六分ほど、散っている。自転車道が、花弁で白くなっている。初夏の陽気、というよりも、暑い!

今日で、三日連続、桜の撮影。だが、ほぼ、全滅状態。時期が遅いし、撮り方に、迷いが生じている。

桜狂いに、巻き込まれ、本来の自分を見失っている。写真など、撮れるはずがない。






2011/04/14(
)快晴。あたたかい。越辺川写真散策。九時半から、十二時半。

坂戸の、ヤマダ電気の前を通り、そのまま、まっすぐ、北浅羽の堤桜へ行く。

ところがだ、桜どころではない、すっかり、葉桜になっている。足元に、ずらっと、ならんでいる、白いラッパ水仙が、みなして、笑っている。

一週間、いや、二週間、おそい!どうして、こんなに、間が抜けているのか、やはり、大震災の影響で、繊細なことに、気が回らなくなっている。

移動。ほかにも、桜は、いくらでもある。そう、思いながら、工場団地のほうへ向かう。と、用水路沿いに、桜並木、満開だ。車を止め、時折の桜吹雪を浴びながら、撮影。

昨日も桜、今日も桜、とはいえ、気に入った桜写真が、撮れないでいる。雲ひとつない快晴だが、気分は、花曇り。とぼとぼ、行くしかないだろう。






2011/04/13(
)晴れ。入間川写真紀行。九時半から十一時半。

雁見橋を渡り、新道経由で、釘無橋まで、まっすぐ走る。橋を渡り、下りたところを右折、さらに、回り込んで、土手を斜めに上ると、工事中で、進入禁止。

さいわい、仮設の駐車場が、川原にあり、車を止めて、外に出る。暖かい、しかも、雲ひとつない、快晴!

桜は、満開!少し、散り始めている。花見客が、ほとんどいないので、花姿を、ゆっくり眺めながら、写真を撮る。

最高の、花見だったが、写真のほうは、かなり、迷った。狙いすぎ、なのかもしれない。






2011/04/12(
)晴天!越辺川写真散策。十時から十二時半。

北浅羽の桜を見に行くつもりで、車を走らせる。坂戸市石井付近、水処理センターの脇に、しだれ桜が見える。背後には、外秩父の山並み。

予定変更。回り込んで、飯盛川の狭い土手道へ入る。野球場付近に、車を止め、あたりを散策。

水処理センターの駐車場だろうか、道路との境に、満開の桜が、並んでいる。ヘリ沿って、撮り進むが、なぜか、心が動かない。

待ちに待った、晴れの日、桜撮りの、絶好の機会なのに、肝心の、桜が、目に入ってこない。

ふと、生垣の間から、駐車場の敷地へ入った。桜の下に、集うかのように、タンポポが、たくさん、咲いている。

あ〜、やっと、心が、うごいた。

あとは、最初に目にした、色合いのいい、しだれ桜。農地の中に、ポツンと見える、レンギョウのカップル。そして、最後には、道路沿いの、〆松地蔵の芝桜など、集中力が、キレるまで、撮り歩く。

最高の、写真日和、桜日和、花日和、気分がいい。






2011/04/11(
)曇り、時々晴れ。都幾川写真散策。十一時半から二時半。

午前中は、曇り。フォト蔵さんなどを見ながら、様子見。昼前になり、少し、日差しが出る。急いで支度をして、車に乗る。

407号経由、嵐山堤桜へ向かう。途中、あちこちに、満開の桜が見える。民家の庭先にも、色とりどりの木花が、咲き乱れている。完全に、春になっている。

鞍掛橋、月田橋を渡り、学校橋の際に出る。見渡すと、農道などに、車が、数珠なり!桜は、まだ七分咲きだが、見物客で、ごった返している。

菜の花畑の横に、駐車して、撮りだす。とはいえ、日差しがない。青空が見えない。無理だ、と思いつつ、粘る。

小一時間撮って、移動。少し先の民家脇に、レンギョウ、コブシ、ツバキなどが咲いている。近くに行って、ゆっくり眺める。

ウグイスが、近くで、鳴いている。白い花を、いっぱいつけたコブシからは、上品な香りがする。

これで、晴れていれば、申し分ないのだが、あいにくの、花曇り。今日も、スカッとした桜は、撮れなかった。






2011/04/06(
)快晴。越辺川写真散策。十時から十二時半。

坂戸の、住吉の桜を見に行く。ところがだ、遠目から見ても、葉桜になっている。念のため、近くまで行って、確かめる。おそかった!

地震や原発の問題で、花期をすっかり忘れていた。濃いピンクの、彼岸桜だったのだろうか、とにかく、がっかりだ。

移動。農道を、ゆるゆる走り、支流の飯盛川、荻野二号橋まで行く。車を止め、あたりを、ゆっくり、散策。

農地の中の、鉄塔。隣に、朱色の屋根の、カントリーエレベーター。なじみの景色に、土手の菜の花を、手前に入れ、春らしさを、強調した。少し、汗ばむほどの陽気だった。






2011/04/05(
)快晴。入間川写真散策。十時から十二時半。

川越市内、新河岸川経由で、上江橋方面へ向かう。

途中、寄り道。伊佐沼を、ちょっと過ぎたあたり、広い道沿いに、レンギョウが咲いている。みごとだ!三十分ほど、夢中になる。

移動。お目当ては、古谷の巨大なボーリングのピン。何回も撮っているが、いまだに、気に入った写真がない。

先日、久しぶりに、見に行ったが、見つけられなかった。てっきり、撤去されたのかと思っていたところ、フォト蔵のお友達が、アップしたので、ちょっと、びっくりした。

けっきょく、記憶が曖昧だったわけで、探していた場所が、トンチンカンだった。今日は、川越線のガードをくぐり、奥へ奥へと進んでいった。

南面に開けた、広大な農地。道沿いに民家がならんでいて、その前に、ど〜〜んと、あった!意味もなく、うれしくなった。

横に、倉庫らしきものができて、なお一層、ロケーションが、悪くなったが、これだけの御仁だ、ぜいたくは言えまい。

道をはさんだ、正面のお宅が、所有者なのだろう。庭に出ていた奥様に、お断りをして、三十分ほど、二台のカメラで、これでもか、というほどに、撮りまくった。

とはいえ、撮っても、撮っても、撮れば撮るほど、なお、不安。尊敬する写真家の言葉を、思い出した。






2011/04/02(
)曇りのち晴れ、越辺川写真散策。十一時半から二時。

午前中は、曇り。昼前になって、日差しが出る。急遽、支度をして、北浅羽の桜を撮りに行く。

道を間違えて、かなり、おお回りをする。右岸、桜並木の西側、土手下に車を止め、撮り始める。

桜は、まだ、六分咲き。花見客が、数組いるだけで、いたって、静か。納得できるまで、撮り続ける。





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