右岸、平塚橋の先、福田地区へ向かう。土手道が通行禁止になり、迂回しながら一般道を走る。 左手、土手下に共同墓地があり、少し先の道に車を止める。歩いて土手に上がり、新しく舗装された土手道を遡上。「福田村入り口の地蔵」を撮りにいく。 土手が改修され、景色が変わっている。赤い肩掛けをしたお地蔵さんが、窮屈そうに立っている。 さいわいなことに、周りに彼岸花が咲いている。遠目から撮り、次に中間距離、さらには至近距離、花の中にしゃがみこんで、夢中になって撮る。 写真が変わった。というよりは、自分が変わった。帰宅後、画像の選択をしながら、つくづく思った。
入間川左岸、平塚地区の彼岸花を見に行く。 途中、寄り道。鯨井新田の休耕地、オオイヌタデが群れている。車を道に止め、撮り出す。 周りでは、エノコログサが揺れている。秋空を背景に、こちらも撮る。 移動。左岸平塚橋際から土手道に入る。すぐに通行止め。回り込んで、川原へ下りる。しかし、こちらもじきに行き止まり。 車から下り、付近を散策。斜面の彼岸花は、まだ蕾。咲くのは、あと一週間くらい先だろう。 川越市を流れる入間川の土手道は、両岸とも、ほぼ全面通行禁止になったようだ。 その効果だろうか、大きなバッタがたくさん飛び回っている。植生が豊かになっているのを感じる。
東洋大の横をぬけ、そのまま、まっすぐ島田橋まで走る。 右岸橋際に車を止め、付近を散策。 アレチウリが一面に広がっている。その中に、ピンクの小さな蕾のような花がある。茎を触ってみる。トゲトゲがある。となれば、ママコノシリヌグイだ。 暑い、一息入れる。今度は、彼岸花。除草された土手の斜面に咲いている。すっかり、秋だ。
左岸、高橋付近、桜の木の下に車を止める。橋を渡り、土手沿いの花壇を見に行く。 名前のわからない低木、まだ、紫の房花をつけている。立ち止まり、カメラを向ける。と、峰雀、くまばち、イチモンジセセリ、アゲハチョウなどが次々にやってくる。 ためしに、葉を一枚とって、匂いをかいでみた。さわやかな感じで、ハーブなのか?と思った。あとで調べたところ、しそ科の植物で、セイヨウニンジンボクと判明。 前々から気になっていたのは、フヨウ。こちらも花期が長い。蕾がたくさんあり、これからが盛りなのか。 ファインダーをのぞく。大きな白い花。未曾有の酷暑を乗り越え、みごとだ!
入間川大橋を渡り、右折。狭山市奥富地区、黄緑色の稲田を縦断。清掃工場の前に回りこみ、上奥富運動公園へ入る。 木々が生い茂り、川原は見えない。と、一瞬、雲間に鉄塔。路肩に車を止め、撮りに行く。 移動。子供公園にある、馴染みのサルスベリを見に行く。残念、時機を逸した。花房が、大豆ほどの、丸くて硬い果実になっている。ま、今年はしょうがない。 ついでに、上奥富用水堰を見に行く。あれこれ考えながら構図をさぐる。やっぱりダメ、撮れない。 帰り際、葛の花を見つける。こちらも花期が過ぎ、花房が黒くなっている。挨拶代わりに、一枚だけ撮る。
日差しは強いが、さわやか。やっと、写真が撮れるようになった。 鶴ヶ島の「つるの里」へ行く。駐車場に車を止め、市民農園の中に入る。 百日紅、萩などを少し撮り、お目当てのトロロアオイのそばへいく。しゃがみこんで、かなり粘る。 多少暑い、集中が切れ、ぶらぶら歩き出す。 一息つき、ふうっと伸び上がり、辺りを見回す。蝶々がいっぱい飛んでいる。どことなく、懐かしい。 あとで思った。市民農園だけに、農薬をあまり使っていないのかもしれない。昆虫達が気づいて、集まってきた。
鶴ヶ島市高倉の「つるの里のんのん」へいく。家庭菜園が、きれいに区画されている。 南側の農地は、菜の花畑で有名。毎年撮りに来ている。しかし、「のんのん」の中に入るのは初めて。 ヘチマの黄色い花が目に付く。あいにくの曇り空、露出がたらない。奥まで入らず、早々に引き上げ。 アップしたのは、マルバルコウソウ。付近の用水際に、ヘクソカズラと絡んで咲いていた。
八瀬大橋をわたる。回り込んで、右岸の橋の下へいく。 ほこりっぽい河川敷グランド、少年サッカークラブが練習中。子供は元気だ。 橋梁沿いに歩いて、旧案比奈線を見に行く。 線路の周辺は、雑草が生い茂っている。なじみの架線柱は健在。葛の葉に被われている。 土管は、と見れば、こちらは葛葉の波の中、埋もれかかっている。 実際の高さは、大人の背丈ぐらい。一度、中を見ようと、よじ登ろうとした。しかし、体力的に無理だった。 とんでもないものが棲息しているかもしれない。そのとき想像して、ぞっとした。以来、近くには寄らないようにしている。
入間川大橋を渡り、右岸、狭山市奥富地区へいく。 酷暑が一転、さわやかな風が吹いている。花壇(ひがん花堀)をのぞくが、枯れた向日葵と、どことなく花付きの悪い黄花コスモスだけ。車からチラッと見て、素通り。 回転して、小学校前の「フラワー通り」へいく。歩道沿いに、センニチソウが咲いている。道に車を止め、撮り出す。 目の前には、奥富地区の稲田。一面、黄緑色。もう、刈取りが始まっている。 一週間もすれば、景色が一変する。うっかり、見逃すところだった。
鶴ヶ島市運動公園、道をへだてた歩道際に、トトロアオイが咲いている。黄色の大きな花で、よく目立つ。 一週間ほど前、車で通ったときに発見。だが、酷暑で撮りにいく気になれなかった。 散ってしまったのではないか、心の隅で、ずうっと気にはなっていた。 さいわい、今日は台風一過、日差しは強いが、さほど暑くない。久しぶりの写真撮影、まっすぐ、花へ向かって走る。 酷暑を乗り切り、トロロアオイは健在。何枚も撮る。しかし、残念ながら、全滅。かわりに、となりで咲いていた朝顔をアップした。
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