入間川大橋を渡り、右岸流域、狭山市下奥富地区へ行く。住宅の裏手に、ちょっとしたコスモス畑があったはずだ。 覚えのある細い道をうねうね走る。道がカーブする、民家の塗装工事やっているようで、車が止まっている。そのちょうど前に、コスモス畑。 なんだか、さえない。花がまばら、色合いが悪い。しかも、大きな雲が、日差しを遮っている。 車を路肩に止め、いちおう見に行く。やっぱりだめ、写真にならない。 移動。周りを見ながら、ゆっくり走る。すぐに、増形の農地。土手の向こうに、西武文理の建物が見える。ふと気分が変わる。 入間川大橋の下へ行く。これといったアテもないが、川沿いの道を遡上、行き止まりまで行く。 広場に、黒っぽい車が何台か止まっている。人の気配はない。ちょっと嫌な感じがして、すぐに回転。今来た道を戻る。 野球場のフェンスに、カラスの群れ。車を止め、カメラを持って外に出る。とたんに、カラスども、ぱあっと、どこかへ飛んでいってしまった。警戒心が強い。 時計を見る。十一時半。まだ、ほとんど撮っていない。明日からは、天気が崩れる。もうひとがんばりしようか。増形の低い土手を、ゆるゆる走り出す。
午前中は曇り、昼前に少し日差しがさす。気分転換に外出。小畔川に出る 左岸側の一般道を遡上。刈取りの終わった田んぼを見ながら、日高市の境まで行く。 並行して、川越線が走っている。おりしも二両編成の電車が来る。しかし、ロケーションが悪い。撮りそびれる。 線路の南側に回りたいのだが、どっこい、そうはいかない。民家や木立にさえぎられ、立ち入ることができない。 踏切のそばに車を止め、鉄路を眺める。う〜ん、写真に撮るのは、ちょっとむり。 ・・・植物が絡み付いている電柱を発見。見上げると、空の景色が、まったくの秋!
小堤の信号から、左岸側の一般道へ入る。名細中学を左手に見て、くねくね走る。民家や工場などがあり、川に沿って、細長い農地が広がっている。 カンを働かせ、狭い道を右折。休耕地にアキノノゲシが群生している。車を止め、付近を探索。 はじめての場所。田んぼが、土手と用水路にはさまれている。遠くで、トラクターや人の声が聞こえる。 刈り取りの終わった農地へ踏み込み、セイタカアワダチソウなどを撮る。 移動。風景を撮りながら、用水沿いに走る。電柱に、ぎょうさん青いアサガオが絡み付いている。 あとで調べると、セイヨウアサガオ・ヘブンリ―ブルーと判明。しかしながら、モノには出来ず、アップできないのが残念。
小畔川右岸、川越市鯨井、新清掃センター沿いの道。柵越しに、鉄塔などが見える。 路肩に車を止め、歩道を歩きながら撮る。 目に付いたのは、柿、セイタカアワダチソウ、コシロノセンダングサ、オオケタデ。季節の移り変わりを実感する。
道を間違えた。迂回して、若葉台工業団地に入り、北坂戸大橋経由で、左岸・新戸口橋へ行く。 レジャー農園横の農道に車を止め、橋に上がる。北西の方向に、おっぱい山がくっきり見える。かなりしつこく撮る。 一息入れる。橋を下り、流域の農地から、鉄塔や清掃工場の煙突を眺める。おっぱい山を、画面に小さく取り込んで、歩きながら撮る。 ぐるっと一回りして、レジャー農園へ戻る。いい天気だし、このまま帰るのは、もったいない。咲いている花々を見て回る。 一番気になったのは、背の高さほどの園芸種。黄色の花をいっぱいつけて、風になびいている。 キク科の植物だと思うのだが、調べても、名前がわからない。<花の名前不明・WANTED(1)>。
左岸、平塚新田付近の土手にのほる。 彼岸花は、と見れば、斜面で色あせている。群生の規模も、今年は縮小している。 おっぺ川の彼岸花を撮ったとはいえ、なんだか、がっかり。 このまま、手ぶらで帰るわけにもいかず、ぐるっと辺りを見回す。昨日に引き続き、モクモクした雲が、空に広がっている。 ・・・あのモクモク感を撮るには、地上の部分を極端に削るしかない。しかし、そうなれば、風景は霧散して、雲写真になってしまう。ま、それでもいいだろう。 カメラを、西の空に向けて構えた。吸い込まれそうな、雄大な雲に出っくわした。
2010/10/07(木)晴れのち曇り。入間川写真散策。十時から十二時。 左岸流域、鯨井新田のレジャー農園。今日は、人の姿が見えない。 広い農道に車を止め、中に入り、撮らせてもらう。 目に付いたのは、道沿いのコスモス、次に、見たこともないマメ科の植物。黄色の花を、いっぱいつけている。何枚か撮るが、どうもぱっとしない。 辺りを見ながら、ぶらぶら歩き出す。アキアカネ?なぜか、立ち枯れた草木のてっぺんに、何匹もとまっている。 カメラを構える。その瞬間、いっせいに飛び立つ。そのまま少し待っていると、一匹?だけ戻ってきた。 一番奥まったところには、キクイモ。少し冷たい風に、なびいている。モクモクした浮き雲も、いい。 新清掃センターの煙突が、どうしても気になり、画面に入れる。しかし、なかば意識的に、少しぼやかす。 一息入れて、道の向かい側のへいく。休耕地に、なにやら黄色の花が目立つ。 生い茂った雑草を踏み分け、近づいてみる。と、先ほど農園の中で見た、マメ科の植物。ソラマメのような、大きなサヤをいっぱいつけている。はは〜ん、逃げ出してきたんだ。 あとで調べたところ、コガネタヌキマメ(黄金たぬきマメ)と判明。なるほど、黄色の花が、タヌキの顔に似てないこともない。 熱帯アジア原産の帰化植物で、乾燥した豆菓をふると、カラカラと音がするところから、ベビーマラカスともいう。 また、植物の名前をひとつ覚えた。写真に撮れたということもあり、なおさら、気分がいい。
川越墓園の横をぬけ、紺屋の農地へ入る。ひろい農道を、さらに行くと、台形の盛り土の上に、キクイモが咲いている。 道に車を止め、見に行く。道路の建設用地なのか、農地の真ん中に、きちっと柵で囲まれている。それに、急な斜面には、雑草が生い茂っている。登るのはあきらめ、周りを少し歩く。 移動。今度は、右岸・道場橋際へ行く。土手の斜面には彼岸花、遠くに圏央道が見える。空の様子も穏やかで、気持ちが安らぐ。
川越墓園の横をぬけ、紺屋・横沼・小沼・赤尾の農地を縦断。 飯盛川の土手を乗り越え、荻野二号橋を渡る。さらに、右岸の一般道に出て、右折、天神橋を渡る。 回り込んで、橋の下をくぐり、路肩に車を止める。今日は、車が多い。 川上に向かって、ほぼ順光。言い訳は出来ない。土手下に下り、水管橋まで、歩きながら撮る。 暑い、橋の下でタイツなどを脱ぐ。頭がくらくらする。一息入れる。どこからともなく、涼しい風が吹いてくる。 ・・・土手にあがる。新しく舗装された道を、戻る。 気分的には、撮影モードは終了していた。しかし、北側の景色に、思わず立ち止まった。空の様子が、じつにいい。 不定形の雲が出ると、天気が崩れるそうな。たしかに、明日は雨の予報。とたんに元気になって、カメラを構えた。 この一瞬の光景が、貴重な宝石のように思えた。
昨日、ネットで下調べ。越辺川天神橋付近の彼岸花が、満開らしい。 天気予報があたり、昼から晴れる。 川越墓園の横をぬけ、紺屋の農地を縦断、回りこんで道場橋を渡る。左岸土手へはいり、遡上。 天神橋の下をくぐり、車をとめる。土手の斜面が、真っ赤に染まっている。空には浮雲が連なり、遠くに、黄緑色の水管橋が見える。 少し、目つきが鋭くなった。
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