左岸、雁見橋際から土手道に入り、平塚橋際を右折。橋をわたり、右岸土手を落合橋へ向かって流す。 西側の土手、斜面が、ところどころ赤くなっている。空の景色もいいし、外秩父の山並みもいい。しかし、いかんせん、遠目すぎる。 途中、車を端に寄せ、土手下に下りる。「福田村入り口地蔵」、気に入った写真が、いまだに撮れないでいる。
高橋付近の桜並木に車を止める。外に出ると、大きな毛虫が、何匹も地面を這っている。アメリカヒロシトリか?それにしても、でかい。見上げると、サクラの葉っぱが、おおかた食われている。 橋際の家庭菜園に花が咲いている。目に付くのは、やはり、コスモス。右岸側、道路沿いのお花畑を眺めながら、吉田橋まで歩く。橋を渡り、戻りは、左岸。住宅の庭先に、淡いピンク色のカンナが咲いている。はじめてみる色だ。何枚か撮るが、モノにはならなかった。
雁見橋際から左岸土手に入り、平塚橋の先まで行く。お目当ては、斜面の彼岸花。今年は、下草も刈られ、赤い絨毯が、落合橋のほうまで伸びている。 土手下に小さな神社がある。古びた案内板に、彼岸花の名所と記されていた。何年か前に見たとき、ちょっと首をかしげた。土手に、ちらほら咲いているだけだった。 彼岸花は、かなり長い距離、きれいに咲きそろっている。名所復活のため、人の手を入れた。その甲斐あって、平日なのに、砂利の土手道には、ひっきりなしの人影。散歩がてらの華見物だ。
的場浄水場裏に車を止める。川シモの景色を眺めながら、橋を渡り、右岸土手に入る。なじみの水位計測柱、付近に、彼岸花がちらほら咲いている。しつこく撮るが、照ったり翳ったり。大きな雲が、太陽にかかっている。 粘りきれず、ぶらぶら歩き出す。川原へ下り、水際に近づく。かなり濁っている。水量は、通常並。昨晩の台風、雨はさほどふらなかったとみえる。川越線橋脚の横を通り過ぎ、護岸の水位計測計まで行く。 川原に人の姿が目立つ。どこかで運動会、スピーカーから民謡などが流れている。吹き抜ける風が、心地いい。
関越側道沿い、池辺の農地へ行く。刈り取り直前の稲田に、案山子。これは、既製品か。ついついカメラを向けてしまう。とはいえ、いささか食傷気味。いくらも撮らないで、農道へ入る。色とりどりのヒャクニチソウ、コスモスなどが目に付く。 移動、関越側道沿い、東側・豊田新田へ向かう。
寄り道。右岸、八瀬大橋、ダンプ入口際公園。以前、この辺は、うっそうとした林だった。干上がった用水路があり、放置された梅ノ木畑の下に、ヤブランが群生していた。湿っぽい場所で、なんだか嫌な雰囲気だった。 駐車場に車を止め、公園の中へ入る。歩道ができ、陽が入るようになった。まだ、整備中なので、範囲は狭い。ヤブランの間に、彼岸花がちらほら咲いていた。 雰囲気は少し良くなったが、相変わらず、蚊が多い。携帯香取を腕に巻いたが、すぐに、二つ、三つ食われた。マムシ注意の看板もあり、長居できるような場所ではない。 車に戻る。駐車場の後に、小さな花が群れている。よく見ると、茎にギザギザがある。ママコノシリヌグイ。しゃがみこんで、カメラを向ける。 移動。天気が良くなってきた。関越の側道沿い、西側・豊田新田へ向かう。途中、池辺の生産農家で、巨砲を買う。キロ¥800、新鮮だった。
八瀬大橋をわたり、大袋地区へ行く。黄金色の稲田、案山子が気になる。何枚か撮り、安比奈の休止線へ行く。 架線の電柱、鳥居形に残っている箇所がある。ところが、いつのまにか、付近に、新しい住宅が何軒も建っている。景色が変わってしまった。 移動。ぐるっと回り込んで、十六号へ向かう道に出る。板金屋のちょっと手前、路肩に車を止め、さびた跨線橋を見に行く。
小ヶ谷、今成の農地へ行く。ここも、一面、黄金色、刈り取り直前。線路沿いの道に車を止め,小さな踏切を渡る。農道から畦道へ入る。 稲田の真ん中に、愛想のない鉄塔が何本かたっている。それ以外には、なにもない。遠目には、小学校の校舎や体育館、農協の倉庫などが見える。 日差しが弱い。しかも、斜光気味。写真は無理だろう。記念に何枚か撮って、移動。線路沿いに農道を走る。東上線鉄橋が見える。車を止め、外に出る。空を見上げる。青空がほとんどない。やる気がなくなる。 もどり道、保健センター横の新道。道沿いに家庭菜園がある。いろいろな花が咲いている。しかし、駐車するところがない。やり過ごしながら、少し考える。回転。マナー違反だが、保健センターに車を止め、秋の花を見に行く。
池辺地区を抜け、関越道の路線橋・豊田橋を渡り、大東小学校の横に出る。尚美音大を迂回し、豊田本の農地へ行く。気になっているのは、赤縞の鉄塔。 農地を縦断する細い農道に入る。音大前の道路からだと、鉄塔の垂直が取れない。何度も何度も失敗している。空き地を見つけ、車を止める。 一面、黄金色。その向こうに鉄塔がたっている。とはいえ、よくよく見れば、少し傾いでいる。畦道を歩きながら、撮りだす。 かなり粘ったが、おぼつかない。だが、もう限界。
川越橋を渡り、上寺山の農地へ行く。雲ひとつない青空。日差しは強いが、風がさわやか。完全に秋の陽気。農道に車を止め、ポンプ小屋などを見てまわる。
平塚橋を渡り、山田、府川の農地へ行く。一面、黄緑色、刈り取り直前。案山子祭りをやっていたので、舗装された農道に車を止め、外に出る。 案山子のいる風景。ぶらぶら歩きながら、ロケーションを探す。手前に稲穂、道路際に案山子が並び、その向こうに、ステンレス製のガスタンクが見える。畔に入り、カメラを構える。ところが、ガスタンクの垂直が取れない。かなり粘るが、モノにならない。 移動。農地の中を、土手へ向かって走る。すぐに、伊佐沼代用水に突き当たる。川辺に、キクイモが咲いている。外に出る。 土手下の黄色い稲田、案山子が何体かいる。白いシャツに白いヘルメット。雀やカラスを追い払う役目がある。見上げると、北側の空に大きな入道雲。みるみる、形が変わっていく。
寄り道。雲の様子がいいので、川越橋際から西側の景色を撮る。 移動。伊佐沼の向日葵を撮りに行く。あいにく、花がみな下を向いている。時期を逸した。 伊佐沼を一周し、問屋町の裏手から、川越の市街地を眺める。農地が一面、黄緑色。ところどころで刈取りが始まっている。 戻り道は、伊佐沼代用水路に沿って、北田島のカントリーエレベーターまで流す。暑いが、苦にならない。秋の匂いがする。
top photo essay gallery 花切手 blog biography contact Written by sekinetoshikazu in Kawagoe Japan. |