日高線を下る。天神橋下の河原に車を止め、巾着田を歩く。 ちょっとしたトラブル。農地のあぜ道、写真を撮っていると、家庭菜園のオヤジに注意された。ここは私有地、写真を撮るなら、一言断ってくれ。すいません、すいませんと平謝り、だが、かなりの御立腹。 心無いアマチュア写真家が、農地に入り込んで畑を荒らす。業を煮やしていたのだろう。さっと撮って、さっと引き上げればよかった。後味が悪い。 正面の日和田山が紅葉している。頂上近く、神社のあたりで、人が蠢いている。登ってみようかな、少し心が動いた。
雲が多い、照ったり翳ったり。巾着田方面へ走るが、気が変わる。回転、日高団地の中を抜けて戻る。 圏央道付近、川越線の踏み切り、線路沿いに車を止める。右岸の低い土手を、歩いて遡上。中田橋、北不動橋を通り過ぎ、林の中へ入り込む。線路沿いに少し行くと、行き止まり。407号の新道工事。小畔川橋の手前で引き返す。 土手は、両岸とも散歩道になっている。人の姿が目立つ。カメラを持った人と会釈、ちょっと立ち話。カワセミを撮っているらしい。画像を見せてくれた。空飛ぶ宝石、きれいに撮れていた。
日高線、栗坪の信号を右折し、すぐに、細い道を左折。道なりに行くと、高岡橋。橋をわたり、川に沿う形で一般道を遡上。 「小さな美術館」の看板、その横を左折。うねうね行くと、うっそうとした竹やぶ、細い坂道を下ったところに橋。名前は清流橋だが、視界がよくない。 橋際に民家がある。欄干のガードレールに、布団などが干してある。河原に下りられないこともないが、付近に車を止める場所もない。なんとなく気後れ、そのまま通過し、県道に出る。 新しくなった天神橋、回りこんで、河原へ下りる。付近を散策。巾着田への架け橋、あいあい橋に上がる。目前の山が紅葉している。写真を撮っていると、背後から雲、見る見るうちに大きくなった。
日高線、栗坪の信号を右折、獅子岩橋を渡る。橋際に車を止め、あたりを散策、聖天院の山門まで歩く。 移動、道なりに走る。高麗神社の前、入口のもみじがきれい。車を止めるが、中には入らず、すぐに出る。左手、河原に出る道を探しながら流す。 坂の手前、左に折れる細い道がある。うねうねいくと、小さな橋に出る。欄干に高岡橋とある。車を止め、河原へ下りる。両岸は、うっそうとした林。川カミへ、ぶらぶら行く。 欅だろうか、崖っぷちに巨木がある。そばによって、見上げる。樹木というよりは、なにか、生き物のようだ。おそらく、樹齢は三百年以上だろう。記念に何枚か撮った。
日高線を下る。栗坪の信号を右折、道なりに行くと獅子岩橋。路肩に車を止め、あたりを散策。 川沿いに舗装された細い道がある。車で行ってみる。すぐに突き当たり。スレートの廃工場があり、入口付近に大量の木製パレットが朽ち果てている。中には、廃外車などがホコリをかぶっている。なんとなく嫌な感じ。 さらに、少し奥まったところに車止めがあり、中はだだっ広い空き地。辺りを、そおっと窺う。人の気配はない。そろりと中に入る。あとで知ったことだが、倒産した会社の機材置き場だったらしい。 敷地内をゆっくり歩く。北側は崖、対岸の林が紅葉している。間近に山が迫り、中腹に寺社・聖天院の屋根が見える。空が青くて、高い。 移動、橋を渡り、右手へ回り込む。少し行くと、小さな橋、ガタガタと音を立てて渡り、河原へ下りる。先客は、デイキャンプの一団、悪い感じはしない。脇を通り過ぎ、水際のヘンな構造物に近づく。橋脚の遺構だ。不思議な感じがする。
日高線を下り、高麗川橋へ出る。橋を渡り、北平沢の信号を左折、高麗神社方面へ向かう。少し行くと、左手に橋。富士橋を渡り、右岸側を遡上。 川の両岸は、林。河原へ入る道が、ほとんどない。流れに沿って、狭い一般道をカンで走る。そのうち、細い橋・新堀橋に出る。車を止め、付近を散策。 川の水が、驚くほどきれい。目を凝らすと、小魚が動き回っている。しかし、残念なのは、いたるところにバーベキュウーの黒い跡、それにゴミ。きれいな所を、どうして汚すのか、人間の気持ちがわからない。 木の実が、川の中へポチャンと落ちる。じつに静か。
多和目天神橋付近を歩く。 橋を徒歩で渡り、左岸側を遡上。城山橋へ向かう。途中、農地の一角に、廃材バリケードが何ヵ所かある。中は、ガラクタの山。不法投棄、というよりは、不法占拠しているように思える。きれいで静かな場所だけに、違和感がある。 城山橋の少し手前で踵を返す。刈り取りの終わった稲田、コセンダングサ、アキノノゲシ、アカマンマなどが目に付く。遠くの茂みで、すずめが騒いでいた。 来るときは、少し遠回りをした。帰りに、距離をちゃんと計ったら、山のふもとまで、10キロ足らず。最短距離とはいえ、ずいぶんと近い。
一本松の踏切を突っ切り、住宅の間を左折、森戸橋へ向かう。あとは、「ふるさと遊歩道」を走り、諏訪神社上の高台に出る。 舗装された坂がある。細くて急だ。おそるおそる行ってみる。下は、高い崖に囲まれた、河川敷耕作地。刈り取りの終わった稲田、あとは、休耕田というか、荒地を整備してコスモスなどが植えられている。 崖に沿って、小川が流れている。きれいだ。中をのぞいてみると、底には小さな巻貝がたくさんいる。小魚やゲンゴロウのような虫も動き回っている。看板があり、巻貝は保護されているようだ。 木々が紅葉している。黄色の葉っぱが、小道を覆っている。じつに静か、気分がいい。ぐるっと一周してしまった。
東上線、一本松の踏切を渡り、万年橋へ向かう。右岸橋際から川原へ下りる。「高麗川ふるさと遊歩道」の案内標識に従い、一般道をくねくね走る。多和目天神橋まで遡上。 森戸橋から川カミは、水際を歩くことがほとんど不可能。狭い川原は林に覆われている。右岸域は、歩くしかない場所がたくさんある。
坂戸市内、日の出町の交差点を通過し、高麗川大橋をわたる。関越道をくぐり、すぐに左折、土手に上がる。 堰があり、対岸には人影とガラクタの山。やはりホームレスだった。みられているような気がして、なんとなく落ち着かない。すぐに移動。 左岸土手を遡上。車で流しながら、北側の風景を撮る。スジ雲がいい。 土手道は、若宮橋付近で通行止め。川原に下り、土手下の悪路を、さらに遡上。葛川の放水路にでる。工事が終わったばかりで、護岸のコンクリが白い。車を止め、付近を散策。じつに静か、遠くに住宅などが見える。
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坂戸市内、日の出町を抜け、高麗川大橋に出る。橋際を左折、関越道の下をくぐる。右手の低い土手に車を止め、林の中を歩いて、水際に出る。 堰のようなものがある。ふと横を見ると、オヤジがいる。釣り人のような気もするが、周りに生活用品が散らばっている。こんなところに、ホームレスか? 林の中の小道をぶらぶら行く。川は見えない。どこに出るのかもわからない。が、五分ほどで視界が開けた。公園のようなところ。案内板に、「浅羽ビオトープ」とある。ついでだ、端まで行くが、これといったものはない。 低い土手を歩いて戻る。途中、土手下に「高麗川ふるさと遊歩道」の大きな全体図があった。よく見ると、少しカミに、若宮橋がある。木橋の冠水橋だ。行ってみるか。
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